どんなに華やかな衣服も、すべては一本の糸から生まれる——
その原点を忘れず、ものづくりへの誠実な想いを持ち続けるため、ロゴの外側には 繭玉を象徴する大きな円を。
その内側に広がる 青海波の葉 には、伝統と革新の波を未来へつなぎ、KUTANI×KIMONOが長く愛されるブランドであり続ける願いを込めました。
そして中央に咲き誇る梅の花 は、加賀前田藩の家紋にも使われ、厳しい寒さの中でも力強く咲く花。
石川県の地から、世界へと羽ばたく決意の象徴です。
ロゴを左に寄せているのは、「私たち」だけでなく「皆さん」と一緒に育てていくブランドでありたい という想いから。
一本の糸から紡がれた伝統の美しさをまとい、未来へつなぐ——
そんな願いを、デザインに込めました。
■伝統産業界の今
伝統産業界は今大きな岐路に立たされています
過去20年で生産額は2,000億円減少し、職人の8割が60歳以上
一つひとつの技が、文化が、静かに消えつつあります
けれど、この現実をただ見ているわけにはいきません
なぜなら伝統は「過去の遺産」ではなく、今を生きる私たちが未来へつなぐものだから
九谷焼の世界では、毎年数十名の新しい作家が誕生し、伝統を受け継ぐために日々研鑽を積んでいます
彼らの才能が生かされ、次代へと羽ばたくことができる世界を、私たちはつくりたい
「伝統は、守るだけではなく、進化させることで未来につなげることができる。」
その想いのもと、九谷焼の若手作家と共に、新たな挑戦を始めました
「KUTANI×KIMONO」―― 伝統をまとう、新しい形のアートです
■伝統をもっと自由に、もっと楽しく
九谷焼の鮮やかな色彩、繊細な文様
400年続くその美しさを、現代のファッションへと昇華させました
九谷焼の若手作家たちが描いた文様を、浴衣や甚平の生地にデザインし、身にまとうことで
伝統工芸の魅力を日常の中で感じられる、新しい「着るアート」が誕生します
これまで、工芸作家たちは個展や展示会で作品を販売することが主流で、広く認知される機会が限られていました
しかし、KUTANI×KIMONOを通じて、彼らのアートがより多くの人に届く世界を実現します
KUTANI×KIMONOを手にしたその日から、『次はいつ着よう?』『どんなコーデにしよう?』
そんなワクワクが、日常に加わります
■ぜひKUTANIxKIMONOの浴衣や甚平を着てSNSへの投稿お願いします!
あなたがKUTANIxKIMONOを着て出かけたとき、そのデザインを見た人が
『素敵!』
と足を止めるかもしれない
その瞬間あなたが伝統工芸を広める
「担い手」となる
友人に
「それ、どこで買ったの?」
と聞かれたとき、若手作家の挑戦を
語ることができる
SNSに投稿したその一枚が
だれかの興味を引き、伝統の魅力を知るきっかけになる
KUTANI×KIMONOプロジェクトは、単なる新ブランド立ち上げではありません
これは「伝統工芸の未来を創り、新しい文化の形を築く活動」です
どうか、共に歩んでください
日本の美しい伝統を、次の世代へ、未来へとつなげていくために。