5年前の夏。
胎動を感じ始めた頃から、生まれてくる我が子に と編み物を始めました。
学生の頃に一度だけ、コースターを編んだきり編み物は全くしてこなかったのですが、
まだ会ったことのない我が子に、母として何かできることはないかと考えた結果、
寒い季節に生まれてくる我が子を暖かく包めるように と、おくるみ を作ることにしたのです。
本を買って編み図を見ても何もわからなくて、編み方をひとつひとつ調べて
失敗しては解き、失敗しては解きを繰り返しながら作りました。
おくるみ・くまさんニット帽・ベスト・ベビードレス...沢山編みました。
そんな私の編み物たちを見てくれていた友人が、
『浴衣に合う麻バッグを編んでほしい』とオーダーしてくれました。
1年の内、何度もあるわけではない貴重なイベント。
そんな特別な日の、お出かけのお供にするバッグを編んで欲しいだなんて...
私も熱が入りました。
彼女をイメージし、2種類編んだバッグ。
ギリギリまでどちらを渡すか悩みました。
気に入ってもらえるかドキドキしながら渡したのですが、
とっても気に入ってもらえて、凄く嬉しかったのが今でも想い出されます。
“私が作った物が、誰かに喜んでもらえるなら...”
と、作家活動をするきっかけになった出来事でした♡
私に作ってとお願いして来てくれた、彼女とのその関係性も
嬉しいなぁと思ったのです。
きっと彼女は知らないでしょうが笑
今度伝えよう♡