【しそうの解体 2025】in 宮地楽器ホール マルチパーパス D 『ClafT 2025』

【しそうの解体 2025】in 宮地楽器ホール マルチパーパス D 『ClafT 2025』

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今年も中央線芸術祭のプログラムに参加させていただきました。 第一弾は、2025年6月21日(土)6月22日(日)に、武蔵小金井駅前にある宮地楽器ホールマルチパーパスDにて、全年齢対象のフリーワークショップを行いました。 本来のワークショップは「なにか、ものづくりを体験しよう!」という企画になりますが、今企画では一風変わった「こわすこと」をテーマに行いました。 なぜそのようなテーマに至ったのか。 私は幼少期から「ものをつくる」ことへの関心が高く、頭の中で思い描いたものをその場にあるもので構築し、おもちゃとして遊ぶといった時間を過ごしてきました。 その経験によって鍛えられた想像力が、今の表現につながっています。 しかし、「つくる」だけでは新しいものは生まれません。 時には「こわす」事も必要です。 無作為に壊して木っ端微塵にすればいいという話ではなく、意図を持ってこわしてみる、こわれたものをよく観察してみる。 すると、予定通りにつくるだけでは見えてこなかった側面に気が付きます。 偶然性が予測を上回った瞬間、全身に静かな衝撃が走ります。 あの感覚を皆様にも体験してほしい。 「こわれる」ことで「うまれる」。 今企画では、紙層を養生シートの上に瓦礫の山のように積み上げ、空間展示と体験型ブレイクショップを開催しました。 体験者は、自由に触って、壊して、遊んで、気に入った欠片があれば、糸やひもを通して持ち帰る。 人それぞれ様々な視点があり、感性があり、とても沢山のご感想を頂けました。 こわしてみることで想像が膨らむ。 その様子を眺めている我々も発見が多く、新たな創造のきっかけになりました。 今年の参加プログラムは東京中野にある"meee" Gallery Tokyo様にて個展を開催しますので、ご共有させていただきます。 榎本 大翔 / DAISUKE ENOMOTO GALLERY

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