変色ガラスがサフィレットと偽られて転売される事を懸念されている件につきまして私の見解を延べさせていただきます。
先ず、変色ガラスは既に製造方法が公開されており多くの方が変色ガラスを焼成する事が可能です。
変色ガラスは大変美しいガラスです。
私以外にもそれらを作りたいと思う方は今後もいらっしゃる事でしょう。
カットにつきましても業者に委託する事で誰でも作成可能です。
つまり、私1人が製造を中止しても何の解決にも至らないばかりか今後も変色ガラスの製造は加速していく可能性がある事をご理解ください。
それを踏まえて今後の変色ガラスとサフィレットについて考えていただけたらと思います。
サフィレットとサフィリーンの区別についても認識されるまで数年掛かりました。
同じ様にサフィレットと変色ガラスも時間は掛かる事でしょうが区別されて行く事と思います。
例えばYouTubeに載せてある方法で作成すれば光の反射時に見えるピンク色が非常に強くサフィレットと違う事を識別できます。
私が製作している深海の雫に関しましても、ぱっと見では分かり辛いですがサフィレットよりも若干透明度が高いです。
その為、多くの方に変色ガラスの実物を見ていただき、サフィレットの違いを実感していただき、それらが認知されて行く事が将来的な偽物流通防止に繋がるものと考えております。
美しい物を探究し後世に繋ぐ事、正しくそれぞれを精査し見る目を養い区別して行く事が新しく生まれた技術を否定する事よりもより健全であり装飾技術の発展へと繋がるものと考えております。
以上、何卒よろしくお願い申し上げます。