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今回はお客様から検討に際し、もっとも多く頂くご質問(ご相談)の中で『色紙のサイズや色紙と額の組み合わせ』についてご紹介します。
まず一般的に皆様が色紙と呼び店頭などで手にされる物は本来、書道用品として大色紙と呼んでいます。サイズは242㎜×273㎜ です。そしてこの色紙(大色紙)のひとまわり小さめになるのが「小色紙」です。中色紙と呼んだりすることもあります。こちらのサイズは182㎜×212㎜。そしてさらに小さなもの…色紙の1/4の大きさになったものが「寸松庵」となりサイズは121㎜×136㎜ です。
これら各種色紙に対して、どの大きさの額へ収め飾るかによって作品の見映えや雰囲気も変わります。書は “余白の芸術” などと言われたりしますが、合わせる背景や装飾、額サイズによって良くも悪くもなってしまうため好みや希望を取り入れた上で、全ての要素が調和するよう形にすることが大事になります。
ご検討の折は是非こうした事を参考に、自分好みの1点を見つけていただけたら嬉しいです。
2021.9.9 重陽の節句によせて
雅風てのひら工房