帽子は買ったそのままをかぶって終わり。ではあまりにもったいない。
いく通りにも自分のスタイルに合わせて、アレンジしながらかぶって頂きたい、と
日々思っています。
広つばのカンカン帽、アマルAmal。
https://minne.com/items/14161239
長いブラックのグログランリボンがつばの内側端にある
サイドスリットから下に流れ、
顎の下や首の後ろで蝶結びができる、シックなハットです。
もちろんこのままでかぶってもよいのですが...
50mm幅の黒のリボンをスタイルの中で少し重く感じることも
あるかと思います。
今日はこの帽子のアレンジをご紹介します。
1.リボンを取り替える
まず、この帽子のリボンはひっぱるだけで自由に抜けるので、
黒のリボンを他のリボンと変えてみることができます。
とても簡単!
リボンの色や細さを変えるとそれだけでがらりと雰囲気はかわります。
リボンの代わりにコットンの綾織の紐や、真田紐、細いロープ、革紐を通してもよい。
後ろや顎下でラフに結わえたり、前に垂らしたり。
アクセサリー感覚で通すものを変えてみます。
黒の太幅リボンはクラシックな印象で全体がきりっとしまりますが、
明るいホワイトやベージュのリボンは帽子自体が柔らかな雰囲気になります。
(リボンの素材はポリエステルが結んだ時にシワになりにくいです。)
いっそ、リボンをとってしまって、ラフにかぶってもよいのです。
2. リボンの代わりにスカーフを
リボンの代わりに手持ちのスカーフを結ぶこともできます。
正方形のスカーフは大きな三角形におり、それをくるくると巻いて好みの太さにします。
その両端をサイドのスリットから通すだけ。バンダナでもできます。
細長いスカーフを垂らしてもよいし、写真のブルーのスカーフは直径55cmほどのこぶりのシルクのスカーフです。
着る服の色の中から1色をとったり、
もしくはスカーフの色を着こなしのポイントに。
色の組み合わせを楽しめれば、スタイルの幅が広がりそうです。
3. リボンを外してブローチを
リボンに飽きたら、ブローチを試してみては。
かつては帽子専用の宝石や羽で趣向を凝らしたピンを、帽子から髪にさし帽子を固定しました。
ピンまで含めて帽子のおしゃれでもありました。
ハットピンでなくとも、手持ちのブローチを使ってちょっと雰囲気を違えます。
写真はヴィンテージのブローチ。ターコイズの色が麦わらとよく合い、涼しげです。
おばあさまやお母様から譲られた少し古めかしいブローチ、胸や襟元につけるとううーん、
という時も、帽子につけてみると意外や、新しさがみつかることもあります。
4. リボンを外してコサージュを
こちらは大ぶりのコサージュを使いました。
以前メルボルンのマーケットで、使いこまれた広つばの麦わら帽子に大きな布のコサージュをつけた
おばあさまをみかけました。服はTシャツにカプリパンツ、カゴを肩にかけて。颯爽とした雰囲気が素敵でした。
麦わら帽子のナチュラルな素材感に、布の花はよく合います。
帽子の花を主張させる時は服は引き算で、シンプルかつ軽快に、モダンにまとめるのがよいです。
洗いざらしのコットン、デニムやダンガリー等ラフな素材感と合わせれば甘くなりすぎません。
5. 草花をちょっと挟んでみる
サイドのスリットにちょっと庭や旅先で見つけた緑や生花を挟んでも素敵です。
娘がよく私の帽子に外でみつけた花をさしてくれるのですが、それだけで嬉しくなります。
麦わら帽子と生の草花は、すっと寄り添います。
1日お日様の下で遊ぶと、ドライフラワーになっていてそれもまたよし。
サイドスリットがなくとも、リボンにラフに挟んでもさまになります。
その他のグログランの帽子は、全てリボンは縫い止めています。
接着剤等一切つかっていませんので、
簡単な針糸が使える方はリボンを外して、別のものに付け替えてみてください。
リボンなしで生成りの帽子を楽しむのもまた、新鮮です。
ラフにリボンを結ぶ場合は、
結び目部分を後ろから縫い止めれば解けません。
帽子の胴回り部分も帽子本体とリボンと同色の糸で2箇所ほどとめると、
リボンは簡単に抜けません。
一工夫手を加えることで、また帽子に愛着もわいてきます。
この夏、一層、楽しんでいただけますように。
麦わら帽子のグログラン
grosgrain.jp
Mina
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