ご無沙汰しております!
Taronpeの作り手、ほたるです。
こうして改めて自分の気持ちを作品と共に書かせてもらうレター機能は2回目ですね。
もっといろんなことを書いていきたいと思いつつ
ついつい自分自身のノートに綴っておりました。
さて、約1年間、体調不良や生活環境の問題でゆっくりとさせていただきました。
余裕のない焦燥感を抱えたまま、キラキラな作品を作ることに、どうしても気持ちが前向きに進めませんでした。
きっとこの世界には多いのだと思うのですが、自分の新しい世界を考えなくてはいけない
そう考えると、焦る気持ちとうまくいかない気持ちが入り混じり、自分らしさを見失ってしまったように感じます。
仕事と家庭に追われて自分自身を見失ってしまった日々
なにもできず一日、横になってしまった日
そんな中でもSNS上では元気にしていないといけない、ほたるさんはいつも元気で明るくて優して、そう言ってくださるお客様の期待を裏切りたくない。
私自身、ネガティブすぎる作家様や文句を書かれている作家様からは買いたくない、そう感じてしまう自分の理想とする像を大事にするためにも、ハンドメイドから一度離れ、休養をいただいておりました。
(そんなネガティブな出だしで申し訳ありません。)
そんな私をこの一年、私を支えてくださった友人、そしてお客様たちがいます。
休んでいる間、たくさんの温かい言葉をいただきました
たくさんたくさん
いただきました
私が戻って来れるようにそのきっかけになればと、背中を押してあげたいからと、新作はないのに過去の作品をご注文してくださったお客様
「ゆっくりで大丈夫です」といくらでも待ってくださったお客様
「生きているだけでありがとう」と言葉をくれた友人
贈り物やお見舞いの品と一緒にいつもクスッと笑ってしまうような温かい言葉をくれる友人
たまごっちを共に育て元気を分けてくれた友人
ゆっくり好きなことをしてもいいのだとたくさんのやさしい言葉
自分らしい作品、私の持ち味はなんだろうと迷子になっている私に、仲良くしてくださっている作家さんから
「すっと透き通るような透明感と清涼感がある世界、狙って生み出せるものじゃない、ほたるちゃんの強み」
そう、言葉を頂きました。
めちゃくちゃ嬉しかったです。
家庭でのタイミングも新年度を迎え、さあ、頑張ろうと思えたのは
私に関わってくださって背中を押してくださった皆様のおかげです
本当に、本当にありがとうございます
さあ
またここから始めようと思った時
とある方とのやり取りで今回の新作を生み出すことができました。
自分の好きなものを楽しそうに語ってくれる彼女は暗い夜でもポッと照らしてくれる月のように私は感じました。
好きなものや興味のあるもの、それが似ているだけではなくて、どこか自分と似ている繊細な性格
優しい色を連想させてくれました。
また1番最初のお客様で今では大事な友人からはいつも喫茶店な香りが…イメージがはちみつミルク
いつもいつも優しい言葉をくださる方からはその方の大好きな夜空をイメージして
全部私が感じた優しい贈り物を
私が作れる世界に閉じ込めて
たろんぺとは、秋田弁で氷柱(つらら)のことです。
氷柱は雪国では当たり前のように私たちのそばにおります。
朝起きて窓を見ると寒さの中には
太陽に照らされてキラキラと輝くたろんぺ
気温が上がっていくと少しずつ溶けて成長していきます。
溶けかけの氷の柔らかい光
当たり前の日常の中でそっと綺麗にそばにいるたろんぺ
そんな当たり前の日常の中で綺麗だなと見た時に癒されるような、そんなアクセサリーを作りたくてtaronpeと名づけました。
そんなtaronpeからの新作は
大事な方々からもらった大好きなものを柔らかい氷に閉じ込めて
溶けかけの氷の水面のような光はお客さまに優しさと柔らかさを。
そうして産まれた久しぶりの作品と
この一年でのたくさんの優しさのお話でした。
前半ネガティブな描写になり、お詫び申し上げます。
でもきっとこの一年がなかったら、産まれなかったんじゃないかなぁと思った作品への想いをこめて、書かせていただきました。
新作は2024/04/19 の21時より販売予定です。
よかったらぜひ覗きにいらしてください。
私がもらった温かい優しさを閉じ込めた作品はきっとお客様にもやさしさ…届けられたらいいなぁと思います。
いままで以上にお心を込めて
お待ちしております!
これからも私はきっと一人じゃなくて
たくさんの方と関わりながら、作品を作っていくんだろうなと、思います。
誰かを想って作った作品は私の自慢であり、宝物です。
長くなりまして!ここまで読んでくださって、誠に、ありがとうございました!
2024年4月19日 taronpe ほたるより