可夜が手がける『銀幽玄シリーズ』は、イベントやアトリエで即完売してしまう幻の逸品です。
このサイトでは目にしたことが無いでしょう。
発表してから一年も経つのに
未だに通販サイトで販売する事が出来ない為、今後力を入れて制作していきたいものの一つです。
その『銀幽玄』の魅力とは・・・
内側に銀箔を溶かした蒼を散らし。
透明のガラスの外側に黒のパウダーを被せ、銀箔をそのまま重ねる。
銀箔の状態変化を極めることで多重の効果が生まれる。
この系統の作品を『銀幽玄』(2018)シリーズと命名。可夜考案です。
2018年4月の第2回個展『桜は舞い、猫は踊る展』の時が初出だった気がします。
一枚目の作品のエピソード。
第2回個展で発表するもお披露目したのは僅か数十分。
とある夫婦の元へ即お嫁行き決定。
初日の混乱の最中で期間中展示のお願いをするのを忘れてしまう。
一番のお気に入りの子(手間がとてもかかった)
呑むときに眼前に広がる蒼の宇宙を愉しむも良し。
年を経る毎に渋みを帯びてくる銀箔の風合いを愉しむも良し。所謂いぶし銀。
(※銀箔は年月が経つと変色する性質が有ります)
・豆知識
風合いが変化した銀箔作品は裏技で新品同様に戻す事も出来ます(理論上)
他の作品でやった時にピカピカに戻ったので出来るんじゃないかなと。
個人的には年月が経つごとに変わる銀箔の渋みはビンテージ物に通ずる趣があるので
変化をありのまま愉しむのが良いと思う。