こんにちは
オーダーネイルチップのtag.(ターク)です。
今回はフルオーダーネイルチップのご紹介です。
本来メッセージのやり取りのみで行なっているフルオーダーネイルチップですが、
ご縁があり直接お声かけいただき二つ返事でお受けさせていただいたのが2月。
3月下旬に上野東京美術館で開催された展覧会「第73回 高風会書道展」および表彰式に合わせてのご依頼でした。
毎年この時期に開催され、私も何度かお伺いさせていただいていたので
権威あるこの場所と彼女の品格に合うものを製作するという緊張感もありましたが
とても自然に前向きな気持ちで、楽しく取り組ませていただくことができました。
お打合せは2回、
1度目は通話でデザインイメージの共有
2度目は出張で直接のお打合せ。私の制作した仮デザインをもとに更に詳細イメージのお聞き取りと、計測チップを使用したサイズ計測をしました。
書道というトラディッショナルな世界に身をおきながら、
常に新しい価値観を取り入れようとするフレッシュな感性に、
経験豊富でありながらこんなにも柔軟でいられることに毎度驚き、刺激を受けました。
ネイルチップは紙の白と水の動きを感じ、風が流れるような仕上がりとなりました。
トレンドの微粒子マグネットネイルやインクを使用したのも彼女のアンテナの高さにマッチしていたように思います。
当日の表彰式で着られるお着物やご自身のイメージカラー、
今回の作品たちのポイントでもある金文字や金継ぎなど、
たくさんのものからインスピレーションを受けデザインに落とし込んでいます。
ご職業柄、装着した際に指先にストレスのないよう、
ベリーショートのチップをさらに長さ調整した
フルオーダーメイドのネイルチップです。
以前より人生の師として尊敬し、友人として仲良くさせていただいている彼女からの依頼はとても光栄でした。
学びのある素敵な時間となりました。
フルオーダーネイルチップは特別なイベントで身につけられるかたがとても多いので、
デザインだけでなくその「想い」をお伺いすることに集中します。
そんな特別なイベントを終えた後も、当時のことを思い返すことができるのはネイルチップならではです。
今後もたくさんのかたの素敵な1日(tag)に携われるよう、
技術も人間性も成長し続けたいと思える特別な経験となりました。
改めて、
素晴らしい機会をくださり、ありがとうございました。
以下、ホームページより抜粋
【小田 静聴(おだ・せいちょう)氏 プロフィール】
■小田 静聴(おだ・せいちょう)本名三千子
1965年東京生まれ。國學院大學文学部史学科卒。博物館学芸員資格取得
幼少期より父・小田静虚、母・小田芙雪のもとで書を学ぶ。
2004年より自身創設稽古場「三千庵」(東銀座)主宰し、2015年より両親の創設した書道研究・静旭会(北千住)を二代目として主宰し、書道教授、書作をおこなう。
高風会全国書道展にて、東京都知事賞(2016年)文部科学大臣賞(2020年)受賞
高風会同人(審査員)。墨田区役所書道部顧問。
現在は、北千住・東銀座教室にて、幼年から成人、日常書から展覧会作品制作まで、それぞれの個性に応じた書道指導を行っている。
そのほか書展覧会の企画・プロデュースや企業ポスター・パンフレット題字の揮毫も行い、書道・筆文字の美しさや魅力を広く普及する活動に力を注いでいる。
▶︎Instagram
@seicho.ushimaru.meshiko
https://www.instagram.com/seicho.ushimaru.meshiko?igsh=MWM0azFzOXN6bWhobA==