お正月の支度が少しずつ整っていく頃、みなさまへお便りを書きたくなりました。
あっという間の一年でした。
花に触れながら過ごした日々の中で、贈り物を選んでくださった方々のお顔や、その場面が思い浮かべながら、年の瀬に、そっと手紙を綴っています。
今年の私は、少しだけ“実験の年”でした。
かすみ草ぱちぱちをはじめ、いつもの商品をもう一度よく見直して、手を入れて、作り方を変えて、失敗もして。せっかくならと思い切って、いろいろなプリザーブドフラワーを自作してみようと頑張った一年でもあります。
中でも、いちばん成果を感じられたのが、かすみ草でした。
ふっくら柔らかくて、色抜けが少ない。触れるとふわりと空気を抱くような、そんなかすみ草が作れるようになってきて、自分でも「あらまぁ、とっても綺麗」と、思わず声をかけたくなる瞬間が何度もありました。
👵花は黙っているのに、こちらの工夫にはちゃんと応えてくれるんですね。
そして今年も、私の作ったリースを手に取ってくださったお客様が、たくさんいらっしゃいました。
お婿さんが、結婚式のご両親への返礼品に。
お友達へのお祝いに。
お仕事関係で、事務所の飾り付けに。
ひとつひとつのご用途を伺うたび、私はリースを作っているのに、実は“気持ちの橋渡し”をさせてもらっているんだなぁと、胸があたたかくなりました。
忘れられないお話もあります。
ある方が「九十四歳の母に贈りたいんです。誕生日は一週間後なんですけど」と言ってくださって、私は思わず、材料の都合を気にしてしまったのですが、そしたら「もしお花の調達が難しければ来年でもいいですよ」と、さらり。
こちらが慌てているのを、ふわっと包むような言葉で、二人で笑い合ってしまいました。
👵なんだか、とてもおめでたい時間でした。
気持ちがほんわり暖かくなるような色合いのリースをお届けしました。
👵年齢を重ねるほど、贈り物って“物”よりも“気持ち”が主役になるのかもしれませんね。そのお手伝いができて私は幸せです。
今年は、お客様の大切に思う方へ、思いを届けるお手伝いができた。
それを実感できた一年でした。
レビューやご感想、応援のお言葉も、本当にありがとうございます。
ひとつひとつが嬉しくて、読んでは「よし、もう一度がんばろう」と、手を動かす力になっています。
私はあたたかい言葉があると、手元が少し器用になる気がするんです。
まだまだ作りたいリースが山ほどあります。
触れていないアイディアも、棚の上で順番待ちをしています。
花合わせも、色の出し方も、もっと良くしたい。
来年も、静かにコツコツ、でも時々おもしろい実験もしながら、手を動かしていこうと思っています。
気がつけば、もうすぐ三年目。
小さなお店ではありますが、これからも精進してまいりますので、どうぞ変わらぬご愛顧をよろしくお願いいたします。
今年も本当にありがとうございました。
みなさまの2026年が、花の香りのようにやさしく、笑い声が時々ぱちぱちと弾ける、そんな一年になりますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。
感謝をこめて。
Iromizu3