今回はステンドグラスの工程について。
ステンドグラスは手間のかかるものでして。はじめは私も、え~こんなに手間がかかるの~と思ったものです。
①デザインが決まったら、コピーをし、そのコピーをパーツごとに切り取ります。
②切り取ったパーツの紙をガラスに両面テープで貼ります。
③ガラスをガラスカッターで切るのですが、ガラスはそれぞれ傷や溝があったり、厚みなども違うので、紙をハサミできるようにはいかず、難しいのです。未だに失敗することもあるほど。変な風に切れてよく作業場でキャーと言っています。
④ガラスを切ったら切り口や形をきれいに整えるのにルーターというダイヤモンドの歯がついた研磨機で削っていきます。このルーターの作業はひたすら忍耐。少しずつしか削れないので。型紙と硝子の形を陽に透かしてみながら形を整えます。ルーターの作業は私は嫌いなのでなるべくこの作業が少なくてすむように、ガラスカッターで型紙ぎりぎりの所を切ります。
⑤ガラスが研磨できたら水洗いします。
⑥水をよくタオルで拭いて、ガラスとガラスをくっつけるために銅のテープをガラスの周囲に巻き、木べらで、ぴったりつくようになでつけます。
⑦デザインの上にガラスを並べて、はんだでつけていきます。
⑧ここでまた水洗い。
⑨はんだの部分を薬品で染めます。
⑩またまた水洗い。洗ってばかりいますね~。
⑪はんだの部分をよく磨き、はんだ部分に保護ワックスをぬります。
以上で出来上がり!
こんなに苦労してもイメージ通りにできない場合もあって、机の周りにはガラクタがたくさん。まだまだ修行が必要です…。