前に『ペットちゃんの似顔絵を描いています』と言ったら『それって写真じゃダメなんですか?』と言われた事があります(;^_^
その方にとってはなんの悪気もなく純粋に問いとして浮かんだ言葉だったのでしょう。
その時は驚いて『そうですねぇ』と話をうやむやにしてしまった。
確かにその時は自分は絵を描く事が好きで何だか喜んでくださるからやってみよう程度だったから問に戸惑って当然だったなと思います。
今でも誰かに感動していただけるような答えはないけれどもおおよその答えなら持っています。
それは、例えれば、絵は『フレーバー入りの飲み物』と同じだという事。
珈琲はドリップでお水がサイフォンを通るうちに香りが付き色が付き、ついには芳醇な味わいが誕生します。
言い換えれば、ペットちゃんの姿が作家の視覚を通って心や体を通り、全く別の姿で絵として現れてくる。
人間は楽しむ生き物だから、ペットちゃんの姿にも作家それぞれ持っているフレーバーで誕生したもの(作品)を楽しんでみたいと言う事なのだろう・・・と。確かに生命維持に必要な『水さえあればいい』と言う方は非常に稀ですものね(*^-^*)
掲載のお写真はやっと全体の描き込みが終わった『もこちゃん』の似顔絵です。
最後にお名前をアルファベットで入れて完成です。
全手描きの作家にとっては二度と同じものにはなりません。今は今。未来には未来の絵になるわけですね。
創作活動をしていて『本当に貴重で価値がある』と自信を持って言えるようになりました。