画像は貴金属クリーナーいろいろです。
液体のもの、歯磨き粉状のチューブのもの、セーム革、そしてお皿にあるのが重曹です。
ひどく汚れてしまったものは後ろの液体やチューブのクリーナーでの磨きが必要ですが、普段のお手入れは手前の重曹やセーム革での磨きですっきりときれいにすることができます。
シルバー製品のお手入れ
シルバーはしばらく使用しない期間があると、黒くなります。その場合は水で軽く湿らせた重曹を指にとり、粒子で研磨するようにこすり洗いすることで輝きが戻ります。いぶし仕上げを施した製品は入り組んだ奥の黒い部分まで落としてしまわないよう、セーム革で表面を磨く程度にとどめてください。
真鍮製品のお手入れ
メッキを施していない真鍮は変色の非常に激しい金属です。アンティークな風合いを楽しみたい方はそのままでも良いのですが、金に近い色合いがお好みの方は、こまめにお手入れする必要があります。ネットなどでは、お酢につけるなどの方法が紹介されていますが、表面のツヤがなくなったり、全体的にピンクがかった色合いになってしまうためあまり有効な方法ではないかな、と思います。やはりセーム革で根気よく力を入れてゴシゴシ磨くのがいちばんの方法です。
ヘアライン、サテン仕上げのお手入れ
シルバー、真鍮共にヘアライン、サテン仕上げというのものがあります。これは使用時の汗の付着や日光によって変色しやすい特徴があります。普段のお手入れは重曹の他に、皮脂を落とすためによく泡だてた石鹸を使うのも有効です。どうしても落ちない気になる変色が残ってしまう場合は、#800~#1000くらいの耐水ペーパーで研磨すると白い輝きが戻ります。ヘアラインのはっきりしているものは、その方向に沿って撫でるように擦ります。その際石付きのものはセロテープで覆うなどして必ず石を保護してください。