どうぶつ刺しゅうを始めるきっかけ。

どうぶつ刺しゅうを始めるきっかけ。

もともとは「モンゾニア工房」として、独学でイラストデザインをしていました。 パソコンで絵を描いてポストカードを作ったり、知人に頼まれてショップカードやシールを作ったりしていました。 そのあとは、樹脂粘土でストラップやアクセサリーを作ったり、プラバンでブローチを作ったり。いろんなハンドメイドを楽しんでいました。 そんな中こぎん刺しの存在を知り、刺繍の糸に触れる機会が増えると、自分の描いた絵を立体的に表現できることに気づき、コツコツ刺し進めて完成させる刺繍の世界にすっかり魅了されました。 その間も大好きな動物を描くことが多く、図鑑を眺めたり動物園で撮った写真を見たりしながら楽しんでいました。 動物好きな私への家族の理解もあり、子供の頃からいろんな動物を飼うことができ、触れ合うことも大好きでした。 おうちの中だけでなく、道路ですれ違うワンちゃんやひょっこり出てきたネコちゃんをなでては癒され、常に動物といる生活。 小さい頃は、テレビでいつも見ていた「ムツゴロウさん」の王国に行くんだ!と心に誓っていました。 しかし大人になって仕事をはじめ、結婚し子供が生まれると、子供のかわいさと子育ての忙しさに、「動物と触れ合う」という事をすっかり忘れてしまいました。 わが子たちはとてもかわいく、毎日見ていて飽きません。忙しいながらも充実した日々を送っていました。 そして子供たちが少し大きくなり、自分でごはんを食べたり着替えができるようになると、生活も少しだけゆとりが出てきました。 すると沸々と湧き上がる「ペットを飼いたい!」という気持ち。大人になっても変わっていなかった! やはり身近に動物のいる生活は切り離せないのだなぁと気づき始めた頃でした。 幸いなことに、子供たちも動物が大好きな子に育っていましたw 末っ子がまだ幼稚園に入る前の頃、みんなの賛成により、わが家に初めて来てくれたセキセイインコのきぃちゃん。 あっという間に家族のアイドルになりました。 やっぱりおうちに動物がいてくれる生活は、とても明るく楽しくなります。 みんなが今まで以上に優しく逞しくなりました。動物って本当に素晴らしい! それからもわが家には代々ワンコたちが来て、いつも家族を癒してくれています。 こんな感じで、私の生活から動物は切っても切れない大切なパートナーのような存在になっています。 動物は楽しいときは一緒に遊び、寂しいときには慰めてくれます。もちろん、見ているだけでも癒してくれる。 「そんな動物たちをいつでも近くに連れていくことができたらいいな。」 「ちょっと疲れた時に見たら、ほっと癒されるな~。」 ちょうど刺繍を始めたころに、動物を作っていてそんなことを思いました。 作ってみたら、すごくかわいい! ちょっとバッグにつけてみたら、さらにかわいいw 家族にも大人気だ。これはいい!! きっと動物好きの人にも気に入ってもらえそう。 事情があってペットを飼えない人にも、この感じを持ってもらえたらいいな。 私のように動物を大好きな人が、連れて歩いてくれたら嬉しいな。 だんだんとそんな気持ちが溢れてきて、いろんな動物を作り始めました。 動物が私の元気の素になってくれたように、 たくさんの人に、ほっこり癒してくれる動物を感じてもらいたい! そう思い、日々試行錯誤しながら、いいものを生み出していきたいです。 ゆるい表情とかわいい仕草の動物を表現できるように、 これからは刺繍糸はもちろん、その他のいろいろな素材も使って、 たくさん楽しんでもらえるどうぶつ刺しゅうを作りたいと思っています。 よろしくお願いします。

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どうぶつ刺しゅう作家

どうぶつ刺繍の『モンゾニア』
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