革への拘りと、エイジングについて

革への拘りと、エイジングについて

写真は私が愛用しているレザー製品で、1番長く育てているブーツ。 かれこれ15年以上、エイジングとメンテナンスを繰り返す事でこのような透明感のある奥ゆかしい艶が出ています。 OC:TOのレザーアイテムに使用している革は、存分にエイジングが楽しめる『タンニン鞣し/染料仕上げ』の革のみを使用しています。顔料仕上げ(表面塗装)と違い革の風合いや自然な色味・エイジングが楽しめる反面、傷などを塗装によって隠すことが出来ないため、どうしても色味や質感・品質のばらつきが出てしまう難しい一面もございます。 しかし、それが本来の本革である証。 革表面に顔料を塗ってしまえば、全く色ブレの無い品質の安定したレザー製品ができますが、エイジングを楽しみたい方、個性を大切に思って頂ける方には手間暇かけて作られる『タンニン鞣/染料仕上げ』のレザーを試して頂きたいと思っています。 因みに、日本で手に入る90%の革製品は顔料仕上げとの事。品質を安定させるために最も手っ取り早い手段では有りますが、OC:TOでは革らしさを味わって頂きたく10%の領域で頑張っております。 本物のレザーをお楽しみ頂けますと幸いです。

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革小物作家

OC:TO LEATHER WORKS
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