白鳥の夢

白鳥の夢

早朝の小さな沼でゆったりと泳ぐ2羽の白鳥がいました。 昔の餌付けしていた名残でしょうか、人懐こい白鳥でした。 よく見ると羽が傷ついて飛べない白鳥です。今時期いるのですから、そうですね。 しばらく見ていると、沼の端までゆっくり移動した後、首を縦に振り、コゥコゥと鳴き始めました。 飛び立つ前のルーティンです。 飛べないけれど、今日はもしかして飛べるかもと希望を持っているかのように2羽はルーティンを繰り返しました。 あきらめていない白鳥さんに元気をもらいました。 ※今の時代は餌付け原則禁止ですね。鳥さんを見つけても決して食パンは与えてはいけません。 小麦やバターなどは白鳥さんの胃袋では消化できないのですね。

レターの感想をリアクションで伝えよう!

omama★shopから新しい屋号へ変わりました

omamaの古窓
作品を見る