洋服を買うという物語。

洋服を買うという物語。

皆さんはお手持ちのお洋服にどんな思い入れがありますか?◡̎⃝ 私の話を少しすると、私の母はイベント毎に新しいお洋服を買ってくれました。 5歳のピアノの発表会の服は、ワンピースの裾に鍵盤が描かれてるもの。入学式にはピンクのスーツ。夏休みに家族で北海道旅行に行った時にはラベンダー色のトップス。 その洋服を見ると、着た日の出来事、その日の天気、その時の気持ちまで鮮明に思い出すことが出来ました。 母はそうやって私に特別な思い出を沢山作ってくれました。 私が洋服を好きになったのも、そんな母の影響があるのかもしれません。高校生の時には毎週末の予定に何を着て行くか、これとこれを合わせたらどんな雰囲気になるかな、と考えるのが楽しくて仕方ありませんでした。 結婚して子育てが始まると、今度は私が子供の為にお洋服を買う番に。 お食い初めの服、初めてお呼ばれされた結婚式で着た服、ハーフバースデーの服。 そして兄弟が増え、お揃い服を着せたいと思うようになり、お裁縫をはじめた私です。 イベント毎に買うことはなくても、服を買う理由は人それぞれでも、一着一着を買う時にはいつも子供の事を考えていますよね。 この色が合うかな、この前買ったあのスカートにはこれが合いそうかな、 手に取った洋服を眺めながら子供の事を考える時、もうそのお洋服との物語が始まっていると思います。 私は、その「洋服との物語」の一つの選択肢になるものを作りたい。これから紡がれる沢山の家族の思い出の一つになりたい。お洋服を買うという、当たり前に日常的な行為のようで、とても特別なひとときのお手伝いがしたい。 そんな思いでミシンを走らせています。

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For Family - 家族に寄り添うお揃い服 -

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