minneに「レター」という機能があると知って、今日は制作の思いを少し綴ってみます。
ある日、とあるお店の店主さん(以下、店)との雑談から始まりました。
店:「重ねられる小鉢がほしいな」
私:「ふむふむ、大きさはどのくらい?」
店:「こじんまり。でも、厚みはあったほうがいい」
…このやりとりの時点で、私の頭の中には形のイメージがふわっと浮かび上がっていました💡
先にひとことお伝えしておくと、私は“すっきり整った形”はあまり好みではありません。
さらに、店主さんも「機械なら同じものが作れるけど、手仕事は個性があっていい!」とおっしゃる。
大きさや形が違っていても、それは味になるという考え方です。
そこで、凹凸好きな私の制作魂がうずきました。
「外側に、手描きの模様を入れてみよう」
しかも、ただの等間隔ではなく、あえて長さに変化をつけてみる。
そのほうが動きが出て、見ていて楽しい器になるから。
そうして生まれたのが、この「うれしずく」。
小鉢としての使い勝手と、ひとつひとつ違う表情の模様。
同じように見えても、ほんの少しずつ違う…それが、私が大切にしている手仕事の魅力です。
最後まで読んでくださってありがとうございます。
出来上がりはこちら
https://minne.com/items/43441981
Tezukuri日和 みき