雪うさぎ式つまみ細工で使用する糊について

雪うさぎ式つまみ細工で使用する糊について

《おかゆ糊》 雪うさぎ式つまみ細工は主に3種類の糊を使います。丸摘まみ・剣つまみなど単体の花びらの形を保持する為に使う糊はフエキ糊を水で薄めたものです。クリームケースにフエキ糊を入れておりますので水を10滴程度加えて図の様にお粥~重湯ぐらいの粘度に伸ばして同梱の筆を使って、折った布の底面に塗って下さい。糊はフエキ糊がお勧めです。100均に3本セットのチューブ糊などが売っていますが原料が違うとケースの中で分離してしまうので、フエキ糊だけを使うようにして下さい。 一度乾燥した花びらでも再度おかゆ糊を含ませて摘まみたての柔らかさに戻せます。布の弾力を戻したい時にも使います。 《ハイブリッド糊》 土台に花びらを葺いたり、花芯をつけたり色々に使えるのが、フエキ糊と速乾ボンドを同量で混ぜて水で伸ばした『ハイブリッド糊』です。でんぷん糊だけで土台に葺いた場合、乾燥までに時間が掛かりボンド程の接着力が無いですが、糊より早く固めてしまいたい時にハイブリッド糊が重宝します。 又、でんぷん糊の水分が摘まんだ布に程よく湿気を与え柔らかくなりますので最終の微調整をする余裕があり、かつ乾けばボンドの接着力になります。雪うさぎは殆どこのハイブリッド糊で完成まで仕上げます。 ハイブリッド糊配合/ボンド1対フエキ糊1+水少量(粘度中) 《ボンド》 ボンド単体です。木工用・速乾タイプどれでも良いです。雪うさぎ式つまみ細工はお花まではアプリケーターなどのプラスチック面の上で固めてしまうので、ボンドは最終段階のおちりんと呼ばれる針金の付いた円形の厚紙に接着する時だけ使います。又、厚手の正絹布を摘まんでアプリケーターでかっちり乾燥させても、ハイブリッド糊で葺いた時には湿気で戻って開いてしまう程反発力のある正絹布は速乾ボンドで有無を言わさず開く前に固めてしまう速攻技にも使えます。 おちりん土台にお花を接着する際はボンドは少量を点付けで

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本業は町工場経営者、モノづくり好きなアラ還おばちゃん

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