大好きな手芸を通して、手に取った方の気持ちが温かくなったらいいな、と制作しています。
korto(コルト)は、エスペラント語で「庭」を意味する言葉です。
切り花も美しく部屋を明るくしてくれますが、その辺に咲いている花やコンクリートの割れ目からぐいぐい伸びている草に惹かれます。
いろんな植物が、それぞれのタイミングで花を咲かせたり種を弾けさせているような。
ちょうちょやハチがやってきて羽を休めるような。
人それぞれに思い描く豊かなお庭のような、力が湧くアイテムをお届けしたいと思っています。
日本の四季は世界的にみても豊かだと言われます。
春が来れば桜やチューリップが花を咲かせるし、夏には木々の葉がぐんぐん伸びる。
秋にはどんぐりや果物が実り、冬には葉を落として次の芽生えのときを待つ。
植物は今日が何月何日と知らなくても、明日の天気を知らなくても、お日様の光や風や空気の水けから、「今だ!」というタイミングに芽を出したりしています。と思っています。
本来私たち人間も動物で、そういった感覚を持っていると思うのです。
感覚が鈍ったり軽視されて、でもそれを取り戻そうとしつつあるところが今の時代の流れでしょうか。
早い・安い・美味い(?)、効率的であることばかり追求される忙しい日々に疲れを感じている方も多いと感じています。
寒い冬には暖かい春が待ち遠しいですし、季節を巡って再び会えたピンクや黄色の花の色に喜びを感じる方も多いと思います。
日々のそういった微細な変化を楽しむことができることが幸せ、と私は思います。
そういった喜びを感じてもらえる品を作りたいと日々試行錯誤しています。
その人が持つ「喜びのセンス」に触れられるものづくりをしていきたいです。