烏骨鶏の卵は、産卵数が少ない代わりに一つひとつの卵へしっかりとエネルギーが詰め込まれているため、非常に高栄養価です。ビタミンAやビタミンB2、亜鉛、鉄分など健康のために欠かせない栄養素を豊富に含みます。また、味も一口食べただけで普通の鶏の卵とは違うとわかるほど濃厚で、多くの人が魅了されています。希少で、高栄養価で、美味しい。これが烏骨鶏の卵が高価な理由なのです。まだ食べたことがないという人は、ぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
烏骨鶏のタマゴには、ビタミンB1・B2・B6・B12・Eや、葉酸、ナイアシン、パントテン酸、カルシウム、リン、マグネシウム、カリウムなど、あらゆる栄養素が、バランスよく含まれています。人間が生命維持をするのに、必要な栄養が、非常にバランスよく含まれている。ビタミンC以外のほぼすべての栄養素が含まれている為、完全栄養素食品と言われています。希少で栄養満点の卵をお届けします。
中国では数千年以上前から漢方薬の原料として重宝され、日本では江戸時代頃から「幻の薬用鶏」と言わしめるほどの貴重なものとして扱われてきました。
①ビタミンA
ビタミンAとは、脂溶性ビタミンの1つで、多く含まれる食品は、豚レバー、鶏レバー、うなぎ等です。主な働きは皮膚や粘膜を丈夫にしたり、免疫力を高める効果があります。烏骨鶏の卵は、ビタミンAが243,000IUあります。ビタミンAが多いとされるうなぎが25,000IUなので、およそ10倍も含有されていることがわかります。
②ビタミンB2
ビタミンB2とは、発育のビタミンと呼ばれるほど、成長促進に欠かせないビタミン。多く含まれる食品は、牛レバー、納豆等です。主な働きは、皮膚や粘膜、髪や爪などの細胞再生。糖質、たんぱく質、脂質の代謝を促す役割をします。烏骨鶏の卵は、ビタミンB2が5.46㎎あり、牛レバーが3㎎なので、1.5倍以上です。
③鉄分
鉄分は、赤血球を作るのに必要な栄養素で、多く含む食品は、ほうれん草や切り干し大根等です。主な働きは、赤血球を作っているヘモグロビンの成分になり、酸素と結びついて酸素を体の隅々まで運ぶ役割があります。烏骨鶏の卵は鉄分がほうれん草(3.7mg)のおよそ10倍に当たる35.7mgも含有しています。
その他の栄養素
烏骨鶏の卵は、他にも亜鉛、カルシウム、ビタミンE、レシチン、DHAやEPAなどもバランスよく含まれています。特にDHAやEPAは、体内で作られず、食物からしか摂取できない栄養素で、魚に多く含まれる栄養素と言われています。日本人の魚離れが指摘されている昨今、卵で栄養を補えるのはとても助かりますね。
★ダイエットや美容に効果的
ビタミンAやビタミンB2は、皮膚や粘膜を守り、つやつやの肌や髪などには欠かせない栄養素。また、食べた物をエネルギーに変える代謝の作用があります。特にビタミンB2は脂質を分解し、排出する働きがあるので、ダイエット中の方には欠かせません。
★病気の予防にも
DHAとEPAは、血液サラサラ効果や、中性脂肪の低下に効果があり、動脈硬化予防や、成人病の予防も期待でき、近年非常に注目されています。心筋梗塞、高血圧、脳卒中など、気になる方には、この全てに予防効果があるDHAとEPAは積極的に摂るべき栄養の一つです。青魚に含まれることで有名ですが、烏骨鶏の卵なら、魚より手軽に摂取できるのでとても便利です。