続く家ごもりの日々
いかがお過ごしでしょうか
こんな時こそ楽しい話を考えてみたのですが
そう思うとなかなかこれというものも浮かばないものですね
昨日メロンパンを食べましたら ふと思い出したことがあります
実は私 メロンとパイナップルが苦手です
経験のある方が多いと思いますが 食べた後に針が刺さったように
チクチク痛くなってしまう体質で 味はむしろ好きなのに
網目模様の高級なヤツとか缶詰じゃないフレッシュなヤツが
特に強烈に症状が出てしまう残念なヤツなんです
なので 自然と遠ざけるようになってだんだんイヤになり
メロンパンも何十年ぶりくらい久々になんとなくパクッとしたら
とっても美味しくてなんかしみじみ浮かんできたこととは
ずいぶん昔 研修旅行だったと思いますが金沢のほうに行ったとき
どなたかのお知り合いの所に4~5人でお邪魔したところ
奥様が奮発したのか 網目模様の高級そうなメロンが四つ割りで
みんなに配られました
「さあさあ皆さんご遠慮なさらず」と何度も促され
となりに座っていたSさんは大好物らしく目を輝かせています
私は困ってSさんに耳打ち
「私メロン食べられないんです」
するとSさん目を丸くして
「こんな高級なの滅多に食べられませんよ!!」
続けて
「食べないなんて失礼です」
えっ失礼って メロンに?奥様に?
そうこうしているうちに みんな笑顔で口に運び始めていて
また奥様が 私の様子を見て
「どうぞどうぞ」とせかしてきます
そして
ほんの一瞬 皆が話しに気をとられていると
私の前にあったお皿が消えたと同時に 皮ギリギリまでこそげられた
メロンの残骸のお皿に変わっていたのです
隣を見てさらに驚きました
Sさん頬はぷっくり 口を真一文字に結び無表情で前を見ていたのです
やはり目の前のお皿には皮ギリギリのメロンの残骸が....
なぜか私の心臓はドキドキし始めて
案の定 皆の視線が戻ったときに奥様が私の前のお皿に目をやり
何も言わず微笑んだのです
その時の私の顔は尋常じゃなく真っ赤だったと思います
若かったからなおさら恥ずかしく訴えたかった
「違う!私じゃない」と
でもSさんの顔はもう見れませんでした
その後ご挨拶して車に乗り込んだ時 Sさんが一言ポツリ
「もっとゆっくり食べたかったわ」
私は... 親切心前面のお言葉にただコックリ頭を下げていました
今思い出すと どんな風に口に入れたのか見てみたい
笑える思い出です
またメロンパン買いに行こ
◆フォトより◆
このちんまり金太郎&森くまさんは特集掲載に載せて
いただきました
また来年も新バージョンで作る予定でいます
後ろで見えないけれど 金太郎ちゃんのおしりには
必ず蒙古斑を付けるようにしているんですよ