私が「かわいい」と思う、その「かわいい」って何だろう?
一般的にかわいいと言われる、イチゴ柄・ハート・フリフリレース…の様な、甘あまキュートなものではなく、
ちょっと力が抜けてて見るとほっこりリラックスできる落書きの様な絵やデザインが、私の思う「かわいい」かもしれない。
例えば、スピッツのCDジャケットの絵で有名なイラストレーターの福田利之さんの作品。
私が描く絵とは違い、動物や女の子など具象が多いのですが、カラフルな組み木パズルのような世界観が最高にステキです。
一枚の絵の中に、一冊の絵本のストーリーが詰まっているような、想像力を掻き立てられるイラストで、とにかくかわいい。
見たことがないはずの新作でもどこか懐かしく、身近に置きたいと思える、ほっとする要素もあります。
他にも、オーストリアの建築家(画家)フンデルトヴァッサー氏の作品。
特に、建築物が好きです。
彼の作品は塔の上にタマネギのようなものがあったり、床も歪んでいたり…落書きのような、曲線的でかわいい外壁の塗装!
「自然の中に唯一存在しないものが直線である」と説いて、曲線を多用し自然への畏敬の念を込めた作品を作っていました。
そういう、生命や自然の大切さを伝えたいというコンセプトにもとても共感します。
今回、私の思う「かわいい」ってなんだろう?と改めて考えてみました。
リスペクトする作家の特徴を考えると、私が作品を作る時に大切にしていることにも、少し通じるような気がしました。
私も誰かに「かわいい!」と、ときめいてもらえるような作品を作れたら…と思い日々制作しています。