蒼天に揺蕩う百合/一輪挿し

ハンドメイド大賞2016 ◆コンセプト◆ 越してきたばかりの家の庭先にオレンジの百合が綺麗に咲いていた。 吹きガラスを始めたばかりで未熟だったが、いつか百合をモチーフにしたガラス作品をつくりたいという思いがあった。 その翌年、ガラスに慣れてきた頃初めて自分の集大成を作ろうと思い、 百合を題材にした。咲いていた時は初夏で綺麗な青空だったので表現にとり入れた。あの頃の想いや時をガラスの中に閉じ込めた。 ◆説明◆ 技法　グラール ①色を散りばめたガラスを卵型に吹き上げる。 ②卵形ガラスに百合を彫刻。 ③その卵形ガラスを電気炉で時間をかけて500度まで熱上げ ④熱上げした卵型ガラスを竿の先端にとりつけ、窯の中のガラスに入れる ⑤卵型ガラスの外側に更にガラスが巻き取られた状態になる ⑥成形して、一晩かけて徐冷 ⑦完成したものを、切子で用いられる研磨加工機のダイヤを使い、 表面をダイヤカット調に仕上げる（３日程） ⑧磨きを行いガラス表面を光沢化　 内側にスカイブルーと白（雲と蒼い空）/オレンジと緑の百合/ガラス（ダイヤ調カット加工）