ラダーバックの曲げ木椅子　マルニ　ダイニング

　曲げ木とラダーバックの取り合わせが珍しく、職人の技術と手の温かさが伝わってくる椅子です。 　 　アンティーク家具を修理再生しました。 　マルニ製と思われます。マルニの古いカタログに似たものがありましたが、定かではありません。 　ネジはすべてマイナスネジ。ブナ材で、節も見られます。手加工の良さが残ります。昭和20～30年代のものかと。 　 　木部は、オイルフィニッシュで仕上げました。着色はせず、オイルを塗っては磨き塗っては磨き。椅子の体温が感じられるような、優しく、しっとりとしたさわり心地。この椅子の歴史がしっかり出ています。 　 　座面の生地は、ちょっとふんぱつして、尾州のウールを使いました。このままマフラーにしたくなるような、ほっこり生地です。 　ノスタルジックで、優しい、一脚をどうぞ。