29.こころあてに《百人一首シリーズ》ブローチ

こころあてにをらばやをらむはつしものおきまどはせるしらぎくのはな （あてずっぽうに手折ってみようか、真っ白に降りた初霜の景色の中でどこにあるかわからない白菊の花を） 百人一首の凡河内躬恒の和歌をモチーフに、ブローチを作りました。 一面真っ白ななかに咲く白菊の花のイメージです。 光のあたり加減で下半分のもようがうっすら浮かび上がります。また、無色のラインストーンの花をあしらってみました。 帽子やバッグに着けたり、ストールなどに留めてワンポイントにしたり、もちろん、洋服のアクセントにしてもすてきです。 シンプルで繊細な模様ですが、きらきら光るラインストーンの花がポイントになって、地味な印象はありません。 加賀の工芸品、加賀ゆびぬきをアレンジしたものです。 加賀ゆびぬきはその名の通りお裁縫に使うゆびぬきとして作られてきたものです。 なので、普通は指輪くらいのサイズなのですが、るまんとではそれをアレンジゆびぬきとして大きくつくってアクセサリーに加工しています。 表面は布を貼ったように見えますが、ひと針ひと針、絹の手縫い糸でかがって模様を作ってる、刺繍の一種です。 模様面は絹糸のすべすべつやつやとした質感です。 絹なので高級感がありますが、ぜひ日常のカジュアルな場面に取り入れてください。おしゃれ度をワンランクアップさせてくれます。 模様面は絹糸でできているため、濡れ・汚れに弱くなっています。 濡れた時はこすらず水分を拭きとって乾かしてください。