コロキチケース／HOLM島の朝礼日誌（パスケース）

湿った朝霧が、HOLM島の湿地をふわりと包むころ。 ガサガサと葉の影から、赤くてまるっこいカエルがぴょこっと登場。 「おはようございまーすっ！今日も元気に営業しまーすっ！」 雑貨屋のウッドデッキの上で、大きな声を響かせるのは、 HOLM島営業部長のアケルくん。 背伸びしながら胸を張り、朝の静けさを打ち破る。 その声に応えるように、茂みの中で黄色と黒がもぞっと動いた。 「……アケル、お前なぁ……まだ朝の5時半やで……！」 もぞもぞと姿を現したのは、 黄色と黒の派手なしま模様のカエル――財務担当のコロキチくん。 片目だけ開けて、ねぐせのまま、領収書を抱えてふらりと出てくる。 「えっ、コロキチくん起きてたの！？早いなぁ〜。 てっきりもうちょっと寝てるかと…」 「そら寝とったわ！お前の声で目覚めたんや！ しかも今日はワイが主役とか言うてなかった？」 「うんうん、そう！本日のご紹介は、コロキチくんのパスケースです！」 「お、おう…ワイの…？ ちょ、ほんまに？」 「じゃじゃーん！見てこれ！ 黄色と黒のカッコいい模様、どっしり落ち着いた佇まい。 しかもレザー仕上げでしっかり者！これはもう、完全に財務担当モデルでしょ！」 アケルが取り出したのは、 湿地の森を背景に、コロキチが岩の上に鎮座した姿を描いたパスケース。 派手なのに落ち着いてて、 渋くて可愛い、どこか頼りがいのある雰囲気。 「おおお…意外とワイ、かっこええやんか……！」 「うんうん！改札でも目立つし、あなたのバッグの中でも存在感バツグン！ きっと毎日のおでかけが、ちょっとだけ楽しくなるはず！」 「営業部長…うまいこと言うたな…でもワイ、ちょっと照れるわ…」 「照れてる場合じゃないよ！今日もがんばって紹介していこっ！」 「おいアケル！見積もりまだ出してへんぞ！」 「え〜〜！それは明日でい〜じゃ〜ん！」 「コラーーーーッ！！」 そんなふたりの漫才みたいな朝礼が、 今日もHOLM島の雑貨屋に響いていました。 ＼ 改札でも目立つ、ふたりの元気パスケース！ ／ 毎日にちょっとした“ひと鳴き”をそっと添えて。 ●コロキチくんが主役のパスケースはこちら https://minne.com/items/25347932 ●アケルくんのパスケースも登場中！ https://minne.com/items/15189011 ●HOLM島の日常をこっそり覗いてみたい方へ noteにて、ふたりのやりとりを紹介しています https://note.com/animal_holm/n/n0672d08629ea