笛を持っているだけのミーアキャット　世界の名画シリーズ　

ミーアキャットの少年が笛を持って佇んでいる。その笛でも吹いて待ってなさいとでも言われたのか、少し不機嫌な表情。 ミーアキャットは鎖骨が無いので、腕を横に動かすことができず笛も吹けない。縦笛だったら良かったのに・・・・。 おめかしをしたその姿は、一匹のミーアキャットとして群れの中で認められた証であろう。しかし、まだまだ不機嫌を隠し切れない、あどけない少年の表情を切り取った瑞々しい作品である。 フランス画家マネ作「笛を吹く少年」をモチーフにカラーフェルトをフェルトシートに刺しつけて作成しました。 凛とした少年の立ち姿がミーアキャットが立ち上がる姿に重なり、主役をミーアキャットにしました。 背景の色は何色もカラーフェルトを混ぜ、不思議な雰囲気に仕上がりました。 ミーアキャットの服や体や笛も、原作のどこか陰のある柔らかい雰囲気を受け継ぐよう、色を調合しました。 見た人が「ねぇねぇこれ見てよ！」と誰かに言いたくなるような、 会話のきっかけになったらいいなと思い、みんなが知っている名画を題材とした作品です。