お家用・弥次郎こけしの猫乗っけ

この作品、実は販売用にと作ったのですが、家用になりました。 私が木製の作品を作っていて、途中で挫折する理由が、【木材の木目、どんちゃん騒ぎで彫りづらい】と【内部で物凄い亀裂が入ってて、収拾がつかない】です。 この木材の場合、作っている最中に、内部で物凄く深い亀裂が入っているのが判明して、販売にしなかったものです。 いつもなら挫折するのですが、「大きいこけしを作ってみたい！」という欲求が勝って、お家用の作品に仕上がりました。 胴体で、「どこまで亀裂が入っているんだろう…？」と、確認のために切っていった結果、亀裂が深くて、スリムになってますし、亀裂の確認のために入った横の切り込みに、補修材を埋めてます。 頭部は、柄を描いて、猫を乗せているので、わかりにくいのですが、深～い亀裂が入っています。 今のところ、亀裂はきれいに隠れてますが、今後割れてくるかもと戦々恐々です。 胴体がスリムで頭部が大きいので、バランスが悪そうですが、意外と安定が良いです。