かぶり肌着の前開き加工

これまで普通に腕を通し 何でもなく着れていたお手持ちのTシャツ 肌着などを 衣類の幅を変えずに前開きの加工を致します。 病気や怪我の後遺症や 高齢者の方の認知症(どこに手を入れ どこに頭を入れたらいいのかわからなくなってしまう事があります)、障害の方にとって 腕を思うように上げたり曲げたりしずらい方には かぶりのシャツを着るのは一苦労です。 福祉衣料品にはすでに 前開きの肌着 指の力が弱くても留め易いマジックテープのボタン開きのものはたくさんありますが 1〜2枚では済まない肌着にしては 高価なものが多いと思います。 それに、これまで着慣れてきたかぶり型の物も 捨てるのは勿体無いですよね。 サンプルで加工したこちらのシャツは 脳腫瘍の後遺症で右腕に麻痺が残る私の父に合う形態で加工しました。 白内障などの影響で シャツと同じ真っ白の生地やマジックテープでは見えずらい為 開きの部分は父の選んだ生地で土台と裏生地を使用し、ボタンを掛け違えないよう 一番上のボタンのみ赤に色を変えました。 前が開いた分 土台の幅を6センチにしたので ボタンの間から肌が露出する事もない奥行きがあります。 捨てるにはもったいない まだまだ着られる衣類を より着用しやすく、ご高齢の方には ご自身で衣類を着る事でも 指や認知症のリハビリにもなります。 (お手持ちのシャツと もしご利用者様の見やすい色や お好みの生地があれば それらを使いますが 生地をお持ち込みされた場合も 生地の種類や材質によっては使えない事もあります。加工前にご相談の上 ご了承下さい。)