青い縄文の小壺

いにしえの縄文を施した晩期の時代の形を小壺にしました。 中も同じ青で手捻りで作っています。 無釉薬ですが備前のように締まっているので 濡れても表面だけで染み込まずすぐ乾きます。 水を入れても大丈夫なので 小さな野花など生けると可愛いです。 根腐れ防止剤ミリオンを底に入れれば穴はなくても鉢植えにできますが、 オプションで穴あけも承ります。 材質　せっき 作ってみると縄は接触面が小さいので、土離れよく転がって、土を締めながら成形するのに効率がいい事に気づきます。日本特有のベタつく火山灰質の粘土には縄目はいわば必然。 ただの模様じゃないのです 。 すごいですね、16000年前からあった世界最古の土器の知恵。 縄文早期のアカホヤ大噴火後から縄文人は外海に出て大航海が始まっていました。 教科書で習う四大文明は、水稲が九州で見つかり土器が一番派手に展開し流通した縄文中期。 倭人文化圏として日本中そして海を超えて見つかる縄文遺跡は木製品が腐ってほぼ残らなかったものの土器が高度な流通社会だったことを証明しています。