手染め　自家製オイルレザーの文庫本カバー

11/29より　値下げしました。 自家製オイルレザー製のシンプルな文庫本カバー （ハヤカワ文庫用トールサイズあり） 天然皮革らしさを生かすため工房で1点ずつ染めていきます。 薄くムラのある染色を施し透明感を生かし、 革の傷・ムラ・シワなどを表情として楽しめるようにしています。 【オイルレザーについて】 ヌメ革の表情や革を育てる魅力は代えがたいのですが、 少し濡れた手で触るだけで跡が残ったり、過剰に汚れが残ったり、 オイルケアの時にシミになったり、色々手間がかかります。 天然皮革の自然な表情を生かしつつ、 気楽に経年変化を楽しんでいただけるように、 当工房ではオリジナルのオイルレザーを製作、作品に使用しています。 染色後にたっぷりのオイルを含ませ、ワックスを塗り、 アイロンでプレスして作っています。 元の革よりも柔らかく、シットリとした質感になります。 艶消しで鈍い光沢はあります、加工された革のような不自然な艶はありません。 革自体にオイルを含むため、お手入れに気を遣いません。 ある程度水をはじきます。 （表面で水滴になりますので、素早く拭き取ればシミになりません。） 欠点としてはオイルを含むため、染色力が弱く色移りがしやすくなります。 姫路のタンナー（皮革工場）より国産タンニン鞣し牛革を直接購入。 【製作工程】 革は１．2ミリ厚です。縫い糸は白（真っ白ではなくクリーム色）です。 ↓ 工房にて１つずつ染料による手染め、 ↓ オイルと自家製ワックスを塗り込みアイロンで革の中まで浸透。 ↓ １つずつ手作業で作ります。縫製は工業用ミシンを使用。 ↓ コバ（革のふちの部分）を削って角を取り磨いて艶をだして仕上げます。 【染色について】 色数はそれほど多くしていません、 試行錯誤で色々作った色の中から、私が気に入った色のみ展開しています。 透明感を生かすため染料だけで染めているので、 天然皮革らしく、革の傷や色ムラ、シワ、凸凹などが、表面に現れています。 革を裁断してから1枚ずつ染めているので、ふちの方を濃いめにしたり 、革のいい表情を生かすなど、 1点1点表情の違った、オリジナル作品と呼べる仕上がりになります。 【色について】 レッド（バイオリン） イエローの上に赤茶を斑（ムラ）になるように、染めます。 木の様な質感、透明感があり、当工房ではバイオリンと呼んでいます。 １点ずつ染めていますので、仕上がりは異なります。 イエロー(琥珀) 革の表情が一番わかりやすい色です、 アンバー掛かった黄色をなるべく薄くなるように染めています。 革の様々な表情をお楽しみください。 オリーブ アンバー、イエロー、ブルーを混ぜた複雑な色味です、 透明感を生かして薄目の色にしています。 ブラウン　(茶色) 落ち着いた色ですが重くならない様にしています。 ムラ染めで、革の表情もわかるようにしています。 【納期について】 受注生産品となります。 お届けまで1~２週間かかります。 在庫のある商品は数日で発送できます。 【サイズ】 高さ約１６ｃｍ　幅約１２ｃｍ 一般的な文庫本(高さ150ミリ)サイズ、厚さは１ｃｍから３ｃｍくらいが収納出来ます。 トールサイズ ハヤカワ文庫等通常の文庫本より背の高い(高さ160ミリ)サイズ用になります。 オプションを選択ください。 革の伸びる性質を考慮して少しきつめの寸法で作っています。 文庫本をセットするときは革を少し伸ばすような感じでセットしていただくと良いかと思います。