組紐ブレスレット モネ

春らしい色彩の組紐ブレスレットです。 イメージの元になったのは、クロード・モネの「散歩 日傘をさす女性」という作品です。初期印象派の名作です。 青空のブルー、草原のグリーン、陽光を表現する淡いベージュの組み合わせが爽やかな印象です。 描かれているのはモネの妻のカミーユと、息子のジャン。裕福ではないけれど才能にあふれた若い画家の、家族に対する想いが、季節の空気感と一緒に伝わってくる、愛にあふれた作品です。しかし、愛妻カミーユは、この後、病気で亡くなってしまうのです。 モネは、このテーマの作品を３つ、残しています。２つは後年になって描かれます。再婚してから描かれたその２点は、しかし、最初の作品ほどの輝きを持ってはいません。その理由に関して言及した情報もいくつかありますが、ここでは触れません。確かなことはその後、モネは人物画を描かなくなったということです。彼は風景画に傾注していきます。 モネの風景画、睡蓮が有名です。何枚も何枚も、彼はただひたすら、睡蓮を描き続けます。睡蓮とよく似た蓮は、東洋では極楽浄土のシンボルです。仏様と一緒にある植物。ジャポネスクがブームになっていた当時のフランスで、きっとモネもそれを知っていたのでしょう。 そんなモネの、若い頃に輝いた、生涯続く愛の形をとどめた作品をテーマにもらいました。 大切な人へのプレゼントにいかがでしょうか。 当店ではこれまでも色々な種類のブレスレットを出品していますが、今回は新たに、金具を使わない、組紐だけで腕に巻ける、オリジナルデザインの「ループブレスレット」を作りました。お好みでアレンジができる巻き方を楽しんで頂けます。 シルク100%、手組みの伝統的な組紐技法を使って作りました。主には和服の帯締めに使われる組み方です ふさの部分を除いて、長さ約35cm、腕まわり15cmから17cmくらいの方に巻きやすい長さです。もう少し長さが欲しい方や男性向けには同価格にて40cmのものをお作りしますのでお問い合わせください。もっと長いものもオーダー制作を承りますのでご要望の方はお知らせください。 使っているうちにふさの部分がボサボサになってきますが、沸騰したヤカンの口からのぼる湯気や衣類用のハンドスチーマーなどの蒸気にあてると綺麗に戻ります。上質な絹糸の特長のひとつです。