MOLA刺繍 家族の樹

ハンドメイド大賞2016篠原ともえ賞受賞★ これは、娘が結婚して新居に旅立つ時に、幼かったころの娘の姿を想い出しながら、これから娘が新しく築いていく家庭の発展を願って一年かけてすべて手縫いで仕上げました。 命の輪廻転生と、家族の発展が大きなテーマになっています。 1メートル40cm高さがあるので、お部屋の中心にインパクトが出てとても娘も喜んでくれました。新しい地で家族と根を張って大きな大木に成長してほしい。そんな気持ちもこめました。 ＭＯＬＡ刺繍はクナ族が昔から民族衣装に施している手芸法で、布を何枚も重ねて、出したい色が出るまで切って掘り下げて縫うという大変手がかかる作業ですが、おかげで色々なカラーがうまくマッチングした時の喜びは計り知れません。自然への敬意をひと針ひと針刻み込んだものが今に引き継がれています。　 キルトと刺繍と逆アップリケの手法がすべて合わさった、手芸の最高峰ともいわれるＭＯＬＡ刺繍ですが、他にない色使いや太古からの自然への敬意は時を超えて人を魅了しているのだと思います。 何でも買える世の中ですが、手作りをしていると物を大切に思う気持ちや、自然への敬意も育つような気がしております。すみません、ばあばの独り言です（笑）若い方たちが、minneさんを通じて盛んに手作りをしている姿は、ばあばの目から見てもとても微笑ましく、心温まる時間です。 わたしのようなおばばにも、このような発表の場を作って頂けた事を、本当に感謝しておりますし、若い方々ともつながれている気がして元気をもらっています！この場を借りて、ＭＩＮＮＥスタッフの皆さんにお礼を申し上げます。ありがとうございます。 この「家族の樹」のおかげで、今はかわいい孫たちにも囲まれ、命の発展をこの「家族の樹」は今も見守ってくれています。