31.よしののさとに《百人一首シリーズ》ポニーフック

あさぼらけありあけのつきとみるまでによしののさとにふれるしらゆき （うっすらと明るい、夜が明け始めた頃に、明け方の月で明るいのかと見るほどに吉野の里には白雪が積もっています） 百人一首の坂上是則の和歌をモチーフにポニーフックを作りました。 北海道に住んでいるので、明け方の雪の明るさには本当に共感します。夜でも足もとがうっすらと明るく感じますし、日が出てからはまぶしいくらいです。 細かめのうろこ模様で雪のように白いゆびぬきを作りました。ニュアンスとして、月明かりを思わせる淡い黄色を一すじ足してあります。 実際の雪の影は青みを帯びているのですが、この和歌のやわらかな雰囲気には淡い黄色が合うと思いました。 +++++++++++++++++++ 加賀の工芸品、加賀ゆびぬきをアレンジしたものです。 加賀ゆびぬきはその名の通りお裁縫に使うゆびぬきとして作られてきたものです。 なので、普通は指輪くらいのサイズなのですが、るまんとではそれをアレンジゆびぬきとして大きくつくってアクセサリーに加工しています。 表面は布を貼ったように見えますが、ひと針ひと針、絹の手縫い糸でかがって模様を作ってる、刺繍の一種です。 模様面は絹糸のすべすべつやつやとした質感です。 絹なので高級感がありますが、ぜひ日常のカジュアルな場面に取り入れてください。おしゃれ度をワンランクアップさせてくれます。 模様面は絹糸でできているため、濡れ・汚れに弱くなっています。 濡れた時はこすらず水分を拭きとって乾かしてください。