ガーベラとカラーのリース　つまみ細工

つまみ細工の手法で制作した、ガーベラとカラーのリースです。 ガーベラという大きな主張のモチーフを、リースのラインをやや崩すように重ねて配置することで、意外さとちょっとした不協和音を醸しだしつつ、まとめています。 作品を作るにあたって、時に重要なのは、退屈さからの脱却です。ひとつの花を見て美しいからと言って、同じモチーフをただ平面に並べたのでは、一通りのまとまりにしかなりません。美しいものを集めてより美しく見せるには、「意外さ」と「少々の心のざわめき」が必要です。 もうちょっと度を過ぎてしまえばバランスが崩れてしまうその一歩手前で、ほんのわずかの違和感を、見た者の心に残す。その「肯定的な違和感」をいかに醸し出せるか。それが、新しいものを作り出すということだと私は思っています。 モチーフを密に集めるところと、疎なところを作り、適度な「抜け」を感じるように構成しています。 カラーで流れの方向を出し、刺繍糸を巻いたワイヤーを蔓として、動きを加えています。 所々に配した、白灰色のくるくるとした布のパーツは、キセログラフィカという多肉植物の一種を模したものです。ここでは、控えめな色ながら、遊びを加えてくれるモチーフとして入れました。 下げ用の紐として、幅2.5㎝の鶯色のサテンリボンを結んでいます。 雨や水濡れ、直射日光には気を付ける必要がありますが、室内に飾れば、何年も楽しむことができます。経年劣化でぱらぱら落ちたり、カビが生えたりすることがありません。山丸では、リースを透明なリース箱にお入れしてお届けしておりますが、こちらの箱か、もしくはシャドーボックスのような深さのあるお好みの額に入れて飾っていただければ、ほこりもつかず、よりきれいな姿を保たせることができます。 玄関やリビングのアクセントとして、また、大切な方やご自身へのギフトとしても。 ＊＊＊あなたと出会った作品が、長くあなたの日々を彩ってくれますように。＊＊＊