ある記事より
1 そもそも禅ってなんのこと?
禅は、精神を統一して真理を追究するという意味のサンスクリット語を音訳した「禅那」(ぜんな)の略で、
坐禅修行をする禅宗をさす言葉です。
禅について書かれた文献はたくさんありますが、簡単に説明すると、
自分自身の存在の真実を探すこと。そのために禅僧は修行をするのですが、
禅は普段の暮らしの中でも実践できます。
みずからを律し、万物に感謝し、ムダを省き、生き方を見つめ直すこと。
そんな根本的なことが禅につながります。
2 禅はだれがどこで始めたの?
禅の祖は菩提達磨です。釈迦(にはじまる仏教の正法(正しい教え)を受け継ぎ、
28代目となった達磨大師は6世紀の初めごろインドから中国へ渡ります。
嵩山少林寺(すうざんしょうりんじ)で9年も坐禅を続けた達磨大師は、経典や言葉、
文字に頼らず、師と弟子の直接的な関わりの中でみずからの心を知り、悟りの境地へいたる禅宗を成立させます。
その教えが受け継がれ、臨済義玄(りんざいぎげん)を祖とする臨済宗、
黄檗宗(おうばくしゅう)、曹洞宗という門派が生まれました。
3 禅はいつごろ日本に広まったの?
日本に本格的に禅宗が伝わったのは、鎌倉から室町時代にかけてのこと。
南宋に渡った栄西が伝えた臨済宗は、中国での系統ごとに大本山14派に分かれ、
江戸時代に隠元が伝えた黄檗宗が加わります。
また、ひたすら坐禅に打ち込む「只管打坐」を旨とする曹洞宗を道元が伝え、
日本には現在、24の流派の禅宗が根づいています。
発祥である中国では、明時代以降にすたれ、禅は日本ならではのものとなっています。
4 禅はどうして日本で定着したの?
鎌倉時代から室町時代の日本に禅宗が伝わると、その教えは武士から庶民階級にまで広がり、
室町幕府は禅宗を保護・統制するようになります。
以後、日本各地に禅寺が建てられ、室町幕府のお膝元である京都には南禅寺を頂点とした五山が繁栄。
修行や思想はもとより、水墨画や書、作庭など禅にもとづいた文化芸術が盛んになり、
やがて茶道へとつながっていきます。
このようにして、禅は日本文化の骨格をも形成したのです。
ある記事より
1 そもそも禅ってなんのこと?
禅は、精神を統一して真理を追究するという意味のサンスクリット語を音訳した「禅那」(ぜんな)の略で、
坐禅修行をする禅宗をさす言葉です。
禅について書かれた文献はたくさんありますが、簡単に説明すると、
自分自身の存在の真実を探すこと。そのために禅僧は修行をするのですが、
禅は普段の暮らしの中でも実践できます。
みずからを律し、万物に感謝し、ムダを省き、生き方を見つめ直すこと。
そんな根本的なことが禅につながります。
2 禅はだれがどこで始めたの?
禅の祖は菩提達磨です。釈迦(にはじまる仏教の正法(正しい教え)を受け継ぎ、
28代目となった達磨大師は6世紀の初めごろインドから中国へ渡ります。
嵩山少林寺(すうざんしょうりんじ)で9年も坐禅を続けた達磨大師は、経典や言葉、
文字に頼らず、師と弟子の直接的な関わりの中でみずからの心を知り、悟りの境地へいたる禅宗を成立させます。
その教えが受け継がれ、臨済義玄(りんざいぎげん)を祖とする臨済宗、
黄檗宗(おうばくしゅう)、曹洞宗という門派が生まれました。
3 禅はいつごろ日本に広まったの?
日本に本格的に禅宗が伝わったのは、鎌倉から室町時代にかけてのこと。
南宋に渡った栄西が伝えた臨済宗は、中国での系統ごとに大本山14派に分かれ、
江戸時代に隠元が伝えた黄檗宗が加わります。
また、ひたすら坐禅に打ち込む「只管打坐」を旨とする曹洞宗を道元が伝え、
日本には現在、24の流派の禅宗が根づいています。
発祥である中国では、明時代以降にすたれ、禅は日本ならではのものとなっています。
4 禅はどうして日本で定着したの?
鎌倉時代から室町時代の日本に禅宗が伝わると、その教えは武士から庶民階級にまで広がり、
室町幕府は禅宗を保護・統制するようになります。
以後、日本各地に禅寺が建てられ、室町幕府のお膝元である京都には南禅寺を頂点とした五山が繁栄。
修行や思想はもとより、水墨画や書、作庭など禅にもとづいた文化芸術が盛んになり、
やがて茶道へとつながっていきます。
このようにして、禅は日本文化の骨格をも形成したのです。