【一点物】逢魔ヶ刻

※必ずギャラリー説明を御一読ください。 ※#BOJで全ての作品を検索できます。 出典・オリジナル 逢魔ヶ刻を満月が照らす。雲に隠れる月明かり。 燻らす紫煙が濃くなって行く。吐き出す度に、だ。 二階の窓辺でずり落ちる着物を正しながら、また一息キセルを吸う。 寝床に転がる娘に目をやり、くすと笑みを浮かべた。 ――俺が鬼と知ったら君は――。 君はその人を愛しているのかいないのか。 一階の道端から二階を見上げた。こちらとは反対の方向を見下ろす陰に私も顔を下ろした。 願わくばその『愛』が、娘の『逢魔』が幸福を成さんことを。そう願って宿の軒下に贈り物を提げた。 初展開【巻き玉リース】シリーズ第十弾です。 10mm珠を根気よく巻いて8粒！ギチギチに巻いてはありますが、糸の性質上ウッドビーズが覗きます。 それもまた味✨✨ 満月の黄色と月に照らされ闇に落ちきらない紫の帳で巻き上げました作品です。 ポップにも見えますが、ワンポイントでバッグなどに付けても映えるお色。紫が上品さを引き締めてくれるのでご安心を。 サイズは片手の親指と人差し指で円を作ったくらいの小ぶりです。 またひとつ巻き玉の可能性を見つけてしまった…笑 普通にチャームやキーホルダーにしても可愛いので、イチオシです！！