木彫りのネックレス　マヌルネコ

木工所などから購入した端材でマヌルネコを彫りました。 ワックスコードとウッドビーズでナチュラルな雰囲気のネックレスに仕上げています。 モチーフはのこぎりで大まかなカットをした後、1匹ずつ丁寧に彫り上げています。 顔や模様はウッドバーニングで表面を焼いて表現しています。 最後の仕上げとして蜜蝋クリームで表面を保護しています。 木の質感は残しながらも水や汚れをつきにくくし、木目も際立ちます。 （完全撥水ではありません。経年変化で弱まりますので、濡れたり汚れた場合はすぐに柔らかい布で拭き取ってください。） 1匹ずつ木目や彫り跡が違う唯一無二のものとなっております。 名前と番号を付けておりますのでご希望をオプションよりお選びください。 ぜひじっくりご覧いただきあなたにとって最高の1匹をお迎えくださいね。 ちなみに猫はお菓子、パンの名前から名付けました。 <使用樹種>　スプルス材 <サイズ>　モチーフ:　約4.0×5.0ｃｍ 　　　　　紐の長さ(上下のウッドビーズ間の長さ):約48cm(上部のウッドビーズで調節できます) ＊2匹セットではありません。1匹のお値段となっております。 ＊＊ここからは作品説明というより作家個人が思う、マヌルネコのかわいいところなどについて語っています。 お時間ある方、猫好きな方、動物好きな方、どんな人が作っているか気になる、という方はお読みいただけると幸いです。動物の知識についてはまだまだ勉強中ですのであくまで一個人の考えとしてご覧ください。＊＊ マヌルネコは現在ペットとして飼われているイエネコのかわいらしさと違い、野生味あふれる姿が魅力的だなと思っています。 鋭い目つきや狩りの姿、吹雪の中で身体中が雪に覆われてもじっと耐える姿には厳しい野生環境を生きる動物としての強さや逞しさを感じます。 でも冬毛のもふもふした姿や短い手足でほふく前身のように動く様子はとてもかわいく、そのギャップもいいですね。 長い間レッドリストで準絶滅危惧種とされていたマヌルネコですが、2020年版では低危険種となったそうです。 想定されていた以上に生息数がいたと分かったためで増えているわけではなく、年々野生での生息数は減っていると言われています。 世界最古のネコといわれるマヌルネコがこれからも野生で生きられるよう願い、小さなことでも自分にできることをしていきたいと思っています。 そのひとつとして、多くの方にマヌルネコはペットとして飼えないということを知っていただきたいと思います。 病原菌の少ない高地に住むマヌルネコは感染症に弱く、飼育している日本の動物園でもとても慎重に健康管理をしているそうです。 ペットとして飼いたいと思う人が増えると密猟、その先に生息数の減少、絶滅の危険があると言われています。 動物学者でも環境問題に詳しいわけでもない、ただの動物好きですが、マヌルネコはペット化するのではなくきちんと管理された動物園や、学者さん、写真家さんなどが撮ってくれた映像で愛でてほしいと思っています。 ここまでお読みいただきありがとうございました。 木のマヌルネコであなたの毎日に小さなほっこりを。