木彫りのヘアゴム　スナネコ

木工所などから購入した端材を使い、砂漠の天使スナネコを彫りました。 裏面に金具を付けヘアゴムに仕上げています。 ナチュラルなテイストのファッションによく似合うと思います。 ご自宅用だけでなくプレゼントにもおすすめです。 モチーフはのこぎりで大まかなカットをした後、1匹ずつ丁寧に彫り上げています。 その後、髪などが引っ掛かりにくいよう丁寧にやすりで磨いて仕上げました。 目や模様はウッドバーニングで表面を焼いて表現しています。 最後の仕上げに蜜蝋クリームで表面を保護しています。 木の質感は残しながらも水や汚れをつきにくくし、木目も際立ちます。 （完全撥水ではありません。経年変化で弱まりますので、濡れたり汚れた場合はすぐに柔らかい布で拭き取ってください。） ちなみに猫はお菓子、パンの名前から名付けました。 <使用樹種>　ひのき <サイズ> モチーフ　　約2.7×4.2ｃｍ ゴム直径　　約5.0ｃｍ　　 ゴムの太さ　約4ｍｍ ゴム素材　　ウーリーナイロン ＊ゴムは日本製のリングゴムを使用しています。 ＊＊ここからは作品説明というより作家個人がスナネコについて思うことを語っています。 お時間ある方、スナネコ、動物好きな方、どんな人が作っているか気になる、という方はお読みいただけると幸いです。動物の知識についてはまだまだ勉強中ですのであくまで一個人の考えとしてご覧ください。＊＊ スナネコは一般的にペットとして飼われているイエネコと比べて小柄ですが、幅広のお顔と大きな耳が特徴でありかわいいポイントだなと思っています。 その大きな耳は夜行性であるスナネコにとってはとても大事で、暗闇での狩りに役立っているそうです。 砂の中にいる獲物の動きさえ感知できるというから驚きです。 他のネコ科にも思うことですが、狩りの技術は本当にすごいと思います。 飼い猫の安心しきって野生を忘れた姿もかわいいですが、私は野生動物のたくましさ、自力で生き抜く姿にとても魅力を感じます。 ちなみに耳と足の裏は生息地である砂漠で砂が入ったり肉球に砂の熱さが伝わるのを防ぐため長い毛で覆われているそうです。 スナネコはそのかわいらしさからペットにしたいという意見も目にしますが、見た目とは裏腹に人に懐かず獰猛と言われています。 飼育している動物園でも同じ空間に入らない間接飼育をするなど一般的なペットのイエネコとは全く違う対応をしています。 かわいい動物と一緒にいたいという気持ちは動物好きとしてとてもよくわかります。 ですがマヌルネコのときにも書いたように、ペットとして飼いたいと思う人が増えると密猟、その先に生息数の減少、絶滅の危険があると言われています。 スナネコは今すぐに絶滅の危険がある状態とは判断されていないそうですが、人間の活動により脅威にさらされ地域によっては絶滅した可能性もあるとされています。 動物学者でも環境問題に詳しいわけでもない、ただの動物好きですが、スナネコはペット化するのではなくきちんと管理された動物園や、学者さん、写真家さんなどが撮ってくれた映像で愛でてほしいと思っています。 もちろんこの木彫りのスナネコで愛でていただけるのもとても嬉しいです。 ここまでお読みいただきありがとうございました。 木のスナネコであなたの毎日に小さなほっこりを。