紅茶葉に《短歌モチーフ》バンスクリップ

紅茶葉に注がれた湯が紅茶へと変わるみたいに夫婦になった 自作の短歌をモチーフに加賀ゆびぬきのバンスクリップを作りました。大きめで、がっしり髪をホールドしてくれます。 表面の模様は絹糸をかがって描いています。 味も香りもないお湯が、紅茶葉に注がれると美味しく香る紅茶になる不思議さ。 ただのお湯のように味気なかった生活が紅茶を飲むように楽しい時間になる結婚というもの。 ドラマのように劇的に変化するのではなく、茶葉に湯を注ぐように自然で当たり前な日常のなかの変化。 そういう夫婦になりたい、そういう夫婦でありたい、そんな思いを込めた短歌です。 縦うろこ模様のグラデーションで徐々に無色から紅茶色へと変わっていく様子を表現しました。青と紫は穏やかな生活を象徴しています。 この短歌は歌集『くうそくぜしき』に所収されています。 バンスクリップをminneに🆙するのは初になります。 とにかく大きいのでゆびぬきをかがるのは大変でしたが達成感がありました。 わたしも髪が多いので、この作品の前に試作で作ったバンスクリップはとても活躍しています。暑い日のまとめ髪にぴったりですよ。 +++++++++++++++++++ るまんとは、ハンドメイド以外に、歌人としても活動しています。 およそ31音にこころや風景、あらゆるものを表現する短歌というものに魅せられてもう20年以上続けています。 ゆびぬきも、短歌・和歌も現代人にとってそれほど身近とは言えないものです。でも、もっと身近に感じてほしい、気軽に身に着けて、口遊んでほしい。 るまんとの作品がゆびぬきや和歌・短歌に触れるきっかけになれれば、とてもうれしいです。 あなたの短歌も、加賀ゆびぬきのアクセサリーにしてみませんか？ メッセージからご相談いただければ、色や模様を提案させていただいて、アクセサリーにお仕立てします。 +++++++++++++++++++ 加賀の工芸品、加賀ゆびぬきをアレンジしたものです。 加賀ゆびぬきはその名の通りお裁縫に使うゆびぬきとして作られてきたものです。 なので、普通は指輪くらいのサイズなのですが、るまんとではそれをアレンジゆびぬきとして大きくつくってアクセサリーに加工しています。 表面は布を貼ったように見えますが、ひと針ひと針、絹の手縫い糸でかがって模様を作ってる、刺繍の一種です。 模様面は絹糸のすべすべつやつやとした質感です。 絹なので高級感がありますが、ぜひ日常のカジュアルな場面に取り入れてください。おしゃれ度をワンランクアップさせてくれます。 模様面は絹糸でできているため、濡れ・汚れに弱くなっています。 濡れた時はこすらず水分を拭きとって乾かしてください。