山桜で作った木人のうどん・そば用スプーン（蓮華03）長さ16.8cm

山桜で作った木人のうどん・そば用のスプーンです。さらりとしたスープを飲むのに適した使いやすくて美しいスプーンです。 ★作家として納得できる作品ができたので、作品名に東峰木人の名前を入れました。このスプーンでおいしいスープを味わってほしいです。 この作品は、うどんのスープを飲むためのスプーンを作りたいと思い何度も試作を重ねて完成させた山桜のスプーンです。 うどん用のスプーンを作ろうと思ったきっかけは、福岡空港にあるお店でうどんを食べたとき、使われていたスプーンが磁器のフック付きスプーンだったため、うどん用のフック付きスプーンを木で作ろうと思いました。その後、北九州市にあるうどん店で樹脂製のスプーンを見てもデザインに満足できず、試作品を２度作り直してようやく納得できる作品が完成しました。実際に作った作品を手に持ってみて、持ちやすさ、持った時の角度、掘り込みの深さ、全体のバランス、フック部分の形状と大きさなど、ようやく納得のいく作品ができました。 木のスプーンは、陶磁器のスプーンのように重くなく、金属のスプーンのように熱くなりにくく、樹脂製のような安っぽさがありません。口当たりがやさしいです。 スクイ部分の幅は3.9cmで、通常のスプーンよりは彫り込みを深くして、うどんやそばなどのさらりとしたスープを飲みやすい形状に仕上げています。 スクイ部分は彫刻刀で一本ずつ手彫りして、6種類の研磨ペーパーで手磨きして仕上げています。 持ち手の裏面にオリジナルの焼印（イノシシ）を押しています。※焼印は東峰木人作の品質の証です。 私の作品は、安全性と素材本来の色合いや特徴を大切にしたいので、無着色、無塗装です。 山桜は、強靭で粘りがあり、耐水性にも優れている人気の材で、山桜材の柾目心材を使用していますので仕上がりもキレイです。 一本の無垢材を、完全手作業で作り上げるため、形状のわずかな不均一や、細かな磨き跡が残ります。大量生産にはない木の温かみのある仕上がりになっています。 サイズは、長さ16.8㎝、最大幅3.9cm、重さ14gです。 最終#2000の研磨ペーパーで仕上げていますので非常になめらかです。 表面には、保護、保湿に優れたブッチャーブロックコンディショナーを塗布しています。 ブッチャーブロックコンディショナーは、ミネラルオイルと天然の成分で構成されたアメリカ食品医薬品局（FDA)の基準をクリアした木製品専用のコンディショナーです。 【手彫り・手磨きで作る理由】 電動工具を使って木のスプーンを彫るとどうしても繊細な彫り込みができません。全て彫刻刀で手彫りするからこそ、直接手と指先で確認しながら彫ることができます。また手磨きは、乾いた状態で粗さの違う3種類の研磨ペーパーを段階的に使い、作品を水に濡らしてから再度3種類の耐水研磨ペーパーで手磨きしています。しなやかな曲線と滑らかな手触りは、この丁寧な手仕事でしかできないからです。 ※このスプーンの特徴は、大きなカーブとスクイ部分の彫り込みの深さです。さらりとしたスープを飲み味わうのに適した形状を追及して作ったminne作家東峰木人の自信作です。