◆ショートストーリー◆
突然、会場の照明が落ちたかと思うと、ステージに一本の光が差しました。
「レディースandジェントルマン! 今宵は僕のマジックショーにようこそ!」
緑の蝶ネクタイを締めたくまのマジシャンが、高らかに声を上げます。
「今夜はマジックを始める前に、新しいメンバーを紹介するよ!うさぎのジャンです!」
くまマジシャンがそう言ってステッキを振り、ポンッとシルクハットを叩くと、会場からは歓声が上がりました。
空っぽだったはずの帽子からひょこっと長い耳が見えたかと思うと、可愛らしい一匹の小さなうさぎが誇らしげな顔で現れたからです。
客席からは黄色い歓声や、うっとりとしたため息が聞こえます。
「おいおい、僕より人気者にはならないでくれよ。」
くまマジシャンは片眉を上げて笑い、気を取り直してマジックショーを始めるのでした。
刺繍を施したコンパクトミラーです。
くまやうさぎは、1本取りの糸で丁寧に刺繍しています。
ミラーは上側が普通の鏡で、下側が拡大鏡になっています。
◆ショートストーリー◆
突然、会場の照明が落ちたかと思うと、ステージに一本の光が差しました。
「レディースandジェントルマン! 今宵は僕のマジックショーにようこそ!」
緑の蝶ネクタイを締めたくまのマジシャンが、高らかに声を上げます。
「今夜はマジックを始める前に、新しいメンバーを紹介するよ!うさぎのジャンです!」
くまマジシャンがそう言ってステッキを振り、ポンッとシルクハットを叩くと、会場からは歓声が上がりました。
空っぽだったはずの帽子からひょこっと長い耳が見えたかと思うと、可愛らしい一匹の小さなうさぎが誇らしげな顔で現れたからです。
客席からは黄色い歓声や、うっとりとしたため息が聞こえます。
「おいおい、僕より人気者にはならないでくれよ。」
くまマジシャンは片眉を上げて笑い、気を取り直してマジックショーを始めるのでした。
刺繍を施したコンパクトミラーです。
くまやうさぎは、1本取りの糸で丁寧に刺繍しています。
ミラーは上側が普通の鏡で、下側が拡大鏡になっています。