【秋田のこけし】蛇乗り木地山さんと白いキツネ

来年の干支プラス木地山こけしの作品です。 今回のこけし、初めて【首】を作りました。 この系統の大人っぽい縞模様の着物のものは、首があって色っぽいんです。 いつもは強度が不安なのと、狭い部分を小刀で攻めるのが大変なので作らなかった首、新年だし蛇モチーフで強化されるので作ってみました。 蛇モチーフが、全体的にニョロニョロしてるので、バランスをとるのが難しい作品です。 石粉粘土なので、乾燥するうちに縮んでくるので、ちゃんと細工できるように着脱して乾かしたり、接触面の調整をしつつ作ってます。 その際、頭部から外して元に戻すと、微妙に角度が変わって雰囲気がガラリと変わったりするので、さらにデザインの微調整もあって大変でした。 形は少々複雑ですが、表情は可愛らしく、色はこけしの模様を邪魔しない、シンプルでお腹の金色をワンポイントにしました。 個人的な事ですが、蛇がかなり苦手な母は、初期の蛇のみの姿を見る度、 「ヒェッ!　∑(ºロºlll)」 となっていたそうで。 蛇感を緩和させるため、御利益で重なるところがある白キツネさんも付けました。 ちなみに、御利益は下記の通りです。 【白蛇】金運、開運、商売繁盛、交通安全 【白キツネ】開運出世、商売繁盛、五穀豊穣、家内安全 白キツネさんの赤一色の前掛けは、フリルを付けて可愛らしさをプラスしました。 【材料】木材、石粉粘土、芯材(アルミホイル、針金)、アクリル絵の具、ニス(つやあり、つや消し) 【サイズ】高さ:13㎝　幅:6.5㎝　奥行き:5㎝