秋も深まり、いよいよ冬を迎える寒さとなったある晴れの日。
ノア『うわあぁーーっ!!!』
静かな製作所内に、ノア所長の叫び声が突然響き渡った。
それを聞いた助手のイーユンとロカが、慌ててアトリエに駆けつける。
イーユン「所長、どうされましたか?!」
ロカ「何かあったのか!
………?」
助手二人が目の当たりにしたのは、
目の前のアーネスト博士を指差し震える、所長のノアだった。
博士「諸君、ごきげんよう!」
いつも通りの元気な挨拶をする博士が片手を上げる。
が、しかし…
ロカ「………え?」
イーユン「博士、手が…?」
上げたはずの博士の手のひらが見えない。
目を点にして固まる助手二人に気付いた博士は、ヘラリと笑って見えない手のひらをヒラヒラ振った。
博士「あぁ、これか。
驚かせてしまったな(*´∇`*)
手は見えなくなっただけで、無くなったわけではないから安心したまえ︎︎」
ノア「何が「安心」なんですかっ!」
手が見えなくなったのに能天気な博士に、ノアはかなりご立腹の様子だ。
状況がよく分からず困惑する助手たちに、博士が事の流れを説明する。
話によると、博士は妖精界で見つけた「謎のキノコ」を食べ、左手や右足など、身体の一部が透明人間状態になってしまったらしい。
博士「その「謎のキノコ」というのがこれだ!」
彼は、見えない手でボストンバッグから大きな標本瓶を取り出した。
瓶を持つ手が透明な為、空中に浮いているかのようだ。
博士は、それを自慢げにアトリエのテーブルに置いてみせた。
瓶の中に入っている木から、ガラスのようにキラキラした透明なキノコがたくさん生えている。
怒っているノアも、それには思わず目を奪われた。
ノア「うわぁ…綺麗ですね……ガラス細工みたい」
博士「そうだろう!
原木付きの大きな標本を見つけることができてな。
他の場所に生えている小さいのを、試しに食べてみたのだよ」
ノア「…………」
それを聞いたノアはワナワナと震えている。
ノア「前にも同じような事があったのに、
博士はそうやって何でもかんでも口に入れて…
何かあったらどうするんですか!!」
博士「だって~新しいキノコを見たら食べてみたくなるのだよ~」
助手二人「…………(子供か博士は)」
既に何事か起きているのに「何かあったらどうする」と怒る天然なノアと、
[馬鹿と天才は紙一重]を体現し過ぎている博士に、
もはやツッコむのも面倒なので、助手二人は黙っていることにした。
眉間に皺を寄せて怒るノアをよそに、博士が話を続ける。
博士「ちなみに、味はクセがなくて、コリコリと歯触りがいいから醤油なんか合いそうだぞ」
ノア「……へぇ。
それで、どうするんですか、その手は」
博士「まぁ、見えなくなっただけで無くなったわけではないから大丈夫だ(*^^)v」
ノア「はいはい。」
博士「はは、そう怒らんでくれ。
毒が無いことは、事前に妖精たちから聞いて確認済みだったのだよ」
ノア「ふーん…」
心配しているのにヘラヘラしている博士に呆れたのか、ノアの返事はかなり雑だ。
その後、
「このまま一部透明人間のままかもしれないな」と、面白がっていた博士だったが-
数日後、無事元に戻ったようだ。
https://youtu.be/kRFANzjxWEA
秋も深まり、いよいよ冬を迎える寒さとなったある晴れの日。
ノア『うわあぁーーっ!!!』
静かな製作所内に、ノア所長の叫び声が突然響き渡った。
それを聞いた助手のイーユンとロカが、慌ててアトリエに駆けつける。
イーユン「所長、どうされましたか?!」
ロカ「何かあったのか!
………?」
助手二人が目の当たりにしたのは、
目の前のアーネスト博士を指差し震える、所長のノアだった。
博士「諸君、ごきげんよう!」
いつも通りの元気な挨拶をする博士が片手を上げる。
が、しかし…
ロカ「………え?」
イーユン「博士、手が…?」
上げたはずの博士の手のひらが見えない。
目を点にして固まる助手二人に気付いた博士は、ヘラリと笑って見えない手のひらをヒラヒラ振った。
博士「あぁ、これか。
驚かせてしまったな(*´∇`*)
手は見えなくなっただけで、無くなったわけではないから安心したまえ︎︎」
ノア「何が「安心」なんですかっ!」
手が見えなくなったのに能天気な博士に、ノアはかなりご立腹の様子だ。
状況がよく分からず困惑する助手たちに、博士が事の流れを説明する。
話によると、博士は妖精界で見つけた「謎のキノコ」を食べ、左手や右足など、身体の一部が透明人間状態になってしまったらしい。
博士「その「謎のキノコ」というのがこれだ!」
彼は、見えない手でボストンバッグから大きな標本瓶を取り出した。
瓶を持つ手が透明な為、空中に浮いているかのようだ。
博士は、それを自慢げにアトリエのテーブルに置いてみせた。
瓶の中に入っている木から、ガラスのようにキラキラした透明なキノコがたくさん生えている。
怒っているノアも、それには思わず目を奪われた。
ノア「うわぁ…綺麗ですね……ガラス細工みたい」
博士「そうだろう!
原木付きの大きな標本を見つけることができてな。
他の場所に生えている小さいのを、試しに食べてみたのだよ」
ノア「…………」
それを聞いたノアはワナワナと震えている。
ノア「前にも同じような事があったのに、
博士はそうやって何でもかんでも口に入れて…
何かあったらどうするんですか!!」
博士「だって~新しいキノコを見たら食べてみたくなるのだよ~」
助手二人「…………(子供か博士は)」
既に何事か起きているのに「何かあったらどうする」と怒る天然なノアと、
[馬鹿と天才は紙一重]を体現し過ぎている博士に、
もはやツッコむのも面倒なので、助手二人は黙っていることにした。
眉間に皺を寄せて怒るノアをよそに、博士が話を続ける。
博士「ちなみに、味はクセがなくて、コリコリと歯触りがいいから醤油なんか合いそうだぞ」
ノア「……へぇ。
それで、どうするんですか、その手は」
博士「まぁ、見えなくなっただけで無くなったわけではないから大丈夫だ(*^^)v」
ノア「はいはい。」
博士「はは、そう怒らんでくれ。
毒が無いことは、事前に妖精たちから聞いて確認済みだったのだよ」
ノア「ふーん…」
心配しているのにヘラヘラしている博士に呆れたのか、ノアの返事はかなり雑だ。
その後、
「このまま一部透明人間のままかもしれないな」と、面白がっていた博士だったが-
数日後、無事元に戻ったようだ。
サイズ
[シリンダー燈(上下キャップ・取っ手付き蓋部分を含む)]縦26.4cm・直径9.8cm
発送までの目安
5日
配送方法・送料
購入の際の注意点
・ガラス瓶ですので、落としたり強い力が加わると破損の恐れがございます。
・ガラスタケは、あまりにも暑い環境に晒され続けるとしなびてしまう可能性がございますので、直射日光が長時間当たり続ける場所や、40度以上の暑さになる場所には置かないでください。
・上下キャップ・取っ手付き蓋は、下地を塗りアンティーク塗装を施した後、色が剥げないよう何層にもレジンや仕上げ剤を塗布・硬化しております。
通常のご使用方法で色が剥がれてくることはございませんが、鋭いものでとても強く引っ掻くなどすると剥がれてしまいますのでご注意願います。
・ガラスタケから蒸発する微量な水分により、ほんの少しずつですがガラス内部が曇ってくる場合があるため、内部を拭き取れるよう、上部キャップ・取っ手付き蓋は取り外せるようになっております。
本体を持ち上げるまたは移動の際は、ガラス部分、もしくは下キャップ部分をしっかり持ってください。
・原木は、煮沸消毒後しっかりと洗浄・乾燥し、エバーウッドp-400(害虫駆除・防虫剤)を塗布したものを4年間保存し害虫が発生しないことを確認した木を使用しております。
・こちらの作品は、上部にリモコン式(OFFタイマー(15分/30分/60分/120分)、4段階調光、光色変更(暖色・中間色・白色)機能あり)LEDライトを内蔵しております。
(単三電池3個使用。
上部の取っ手付き蓋を開けると電池交換部分があります)
・こちらの作品は、現物限りの一点ものです。他サイトでも販売しているため、複数ご注文を頂いた場合、先のご注文を優先させて頂きます。ご了承下さい。