磨き上げた自然の輝き；漆黒の濡れ感のある艶、呂色のクリップイヤリング m241202

　ご覧いただき有難うございます 愛知県内で採集しました無患子（ムクロジ）の実（種）で作りました。 同じ「呂色のイヤーカフイヤーカフ1」より少し小ぶりです 　艶が有りますがコーティング、塗装等はしておりません。 この種は石のように非常に固く刃物も刃が滑ってしまう程です。 何段階も砥いで磨いてみると、呂色漆で塗って磨いた玉の様に艶が出てきました。 深く美しい黒色,真っ黒ではない濡れ感のある呂色（蠟色）という伝統色のようです。 　無患子の普通の種は黒く、黒豆を少し長めに伸ばしたような形で、同じ様にヘソがあります。 これは種が鞘に繋がっていた部分です。良く乾燥すると鞘から離れ、 カラカラと音がします。 　自然の物だけに形、大きさに同じものは無く、 表面にしわや傷のように見える凹みやパールに見られるようなエクボがある物が多いです。 特に小さい種程多くあるようです。 この様な傷？が無いものを出来るだけ選別して使っておりますが時として使用する時もあります。 また、ムクロジの種は虫喰いも在りますので全て目視でチェックしておりますが 念の為湯通しをしております。 　ムクロジの種には、　「子が患わ無い」　という親の願いが込められており、お子様だけでなく 大切なご家族のお守りにもなると言われており、念珠、羽根突きの羽根の球にも使われております。 又、ソープナッツと言われその果皮を水に浸けると泡立ち、平安時代から石鹸として 洗濯や洗髪に使われているそうです。