手彫りの小さめ食事用スプーン es033 カキの木

ヨーロッパの木のスプーンは古代ローマ時代にはすでに存在していたとされ、とても長い歴史があります。 機械も無い環境でオノとナイフで1つ1つ手作りされていました。 こちらの作品はそんなヨーロッパで昔から手作りされている製法に影響を受け制作した食事用のスプーンです。 こちらの1本は、手作りの木のスプーンらしい形状のさじ面が特徴です。 一口を小さく食べられることを想定してさじ面を小さめに制作しました。 また、材料であるカキの木は福井県南越前町にて自ら伐採したものになります。 伐採から仕上げまで一貫して当工房が制作した作品です。 一部黒い部分がありますが、これは成長中に木材のタンニンが反応して変色したものと思われます。 これはカキの木には良く見られるものなので、問題なくご使用頂けます。 持ち手やさじ面は厚みをやや薄く削り、その間の細くなる首の部分は厚めに仕上げています。 紙やすりを使わず刃物だけで仕上げており、滑らかな手触りが長く続きます。 また、木のカトラリーは陶磁器やガラスの食器などと合わせて使ってもカチカチとした音がせず、食器にも優しいと思います。 使い込むとエイジングが進みますのであなただけのスプーンに育ててみてください。 制作では食用のエゴマ油で仕上げていますので、永くご使用されるにはお手入れが必要です。 お手入れの方法を記した用紙を同封します。 幅:約4cm 長さ:約16cm 管理番号 es033