ジャンクジャーナル Heavenly Blue2

ご覧いただいてありがとうございます。 ジャンクジャーナル Heavenly Blue2 になります。 どこかで見たことのある表紙は、イタリア、ルネサンス期の画家ラファエロによる"大公の聖母"　トスカーナ大公フェルディナンド3世が特に愛した絵画、とあるように聖母マリアは何とも言えない慈愛に満ちた穏やかな表情で幼子イエスを抱いています。ジャーナルの終わりのほうにあるコラージュは同じくルネサンス期の画家ボッティチェリの"バラ園の聖母子"の一部。自分に抱きつこうとするイエスを抱いてはいますがこちらはそれとは別に鎮静する静謐な空気をまとっているかのような聖母マリアに見えます。(主観です) ペーパーは@thepapercameoさんのキットを使い、雑誌の切り抜きをあわせて制作しました。ジャーナルは全体が淡いブルーで天使や聖母子が軽いデッサンのように描かれ、本の表裏表紙の柄などもブルーで統一されています。 ホーリーカードを中心に入れています。表紙裏はイタリアのホーリーカードでヨハネ、マリアとイエス、百合を背景に祈るマリアのホーリーカードはフランスのもの。縁が金彩で開くとアンリ・ペレイブ神父による聖母マリア様への祈りが書かれています。1904年。セルロイドのホーリーカードもフランスのもの。 セルロイドは人類史上初の人工樹脂で象牙にかわるものとして開発され細工のしやすさから19世紀に入ると様々な日用品がつくられました。教会などでよく配られていたこのセルロイドのホーリーカードもその一つで、軽くて持ち運びしやすいため重宝されたのでしょう。ですが可燃性が高く耐久性が低く、太陽光で劣化してしまうので、やがて石油系のプラスチックに取って代わられ姿を消してしまいます。セルロイドのポストカードやホーリーカードは19世紀初頭の一時期の儚さを感じさせます。 手描きで花と"今日私たちはイエスに祈ります"というフランス語が流麗な文字で同じく手書きされています。サインも右下にあります。 最後のページのイタリアのホーリーカードは聖バルバラとリマの聖ローズです。 15✕10 その他にはタグ、ジャーナルカード、ヴィンテージトランプ、シガレットカード、イタリアルネサンス期の画家、シモーネ・マルティーニによる受胎告知の聖母マリアのスライド、藥品ラベル、リキュールラベル、伝票などが入っています。 ハンドメイドと古い紙にご理解いただきますようお願いいたします。 何かわからないことがありましたら遠慮なくおたずねください。 発送は開いた状態でネコポスになります。ご了承ください。 最後まで読んでいただいてありがとうございました。よいご縁がありますように。