休息の時　複製画

アクリル絵の具で描いた自作の絵の複製画です。 絵には物語や意味があり一枚の絵本のようになっています。（解説付きです。） ＊絵の説明＊ 黄色い長靴を履いた犬、ダンは、迷子。 ある雨降りの日、ダンは、お気に入りの黄色い長靴を履いて散歩に出掛けた。 お気に入りの長靴を履いて気分の良かったダンは、みんなに見てほしくて普段は行かない森の奥へ。弾むようにスキップしながらズンズン奥、出会う動物皆に自慢しながら、ズンズン奥へ…。 奥へ奥へと進んで行くと、周りには誰もいなくなった。一人になった…知らない場所に一人ぼっち。 不安になったダンは、帰り道を探して、さまよい歩いた。けれども、歩いても歩いても、見覚えのある場所へは辿り着けない。履きなれない長靴のせいで足も痛い。 そして…、ふと気を抜いた瞬間、雨でぬかるんだ地面に足をとられ、転んで怪我をしてしまった。 あんなにルンルン気分で楽しかったのに、今はこんなに辛くて寂しい… 疲れきったダンは、大きなキノコに座って休息をとることにした。 こんな時には頭の中に色々と浮かんでくるもので…ご主人の顔、大好物のチーズ、暖かいフワフワの毛布。…おうちに帰りたい。 ダンは、休息がまた歩き出す為にあるんだってことを実感したのだった。