こんにちは。
関西では梅雨が明けて、太陽の光が嬉しいと思ったのもつかの間、
日差しが強く、暑くてびっくりです。
梅雨の蒸し暑さも困るなと思っていましたが、
夏の暑さも、慣れていない体にはこたえるわーと思いました。
もう35度くらいあるんちゃうん?と思っていたら、
外の温度計は29度でした。えー!まだこれからもっと暑くなるのか!
みなさまの地域はどうでしょうか。
季節の変わり目なので、体調にはお気を付けくださいね。
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さて、今日は「作品をつくる時のこだわり」のお話の続きです。
aiiroのこだわりは・・・
①自分に身近なもの、季節感を感じるものを基本に、
生活の中で心惹かれるモチーフを見つけている
②刺繍糸の色選び
③ブローチの中に、そっと入れているものがあります
④ブローチはぷっくり派
⑤ブローチの仕立て方
これまで①から④についてお話してきました。
今日は最後の「⑤ブローチの仕立て方」についてです。
これはvol.3でお話した「④ブローチはぷっくり派」とも関連があるので、
併せて読んでもらえたら嬉しいです。
※これまで⑤は「使うところをイメージする」と書いてきましたが、
書きたいことがぼんやりして、まとまっていなかったので、
再度考えてみたところ、
私はブローチの仕立て方にこだわっていて、
そのことについて書きたいと思ったので、変更させて頂きました。
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ブローチの仕立て方についてお話する前に、
aiiroブローチの作り方について簡単に説明させてください。
文字ばかりなので、わかりにくかったらすみません。
【aiiroブローチができるまで】
オレンジブローチを作るとして・・・
1.刺繍が終わった
↓
2.刺繍した布を洗う(下絵を消すため)
↓
3.乾燥
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4.刺繍した表布と裏布のまわりをギザギザにカット
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5.表布の裏に、別で作った葉っぱ&茎を縫い付ける
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6.表布と裏布(水玉)をずれないようにして、糸で縫い合わせる
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7.途中で薄板(※1)と、わたと、ビーズ1粒(※2)を入れて縫い閉じる
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8.合皮布をカットして、ブローチピンを縫い付ける
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9.合皮布を裏布に縫い付ける
↓
10.一度バッグなどにつけてみる
問題なければ完成!!
※1ブローチピンがグラグラしないように中に1枚薄い板を入れています。
※2作品をつくる時のこだわりvol.3で説明しております。
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ブローチづくりでこだわっているのは、
針と糸で縫い合わせている部分です。(6.や7.あたり)
刺繍部分のすぐそばを糸で縫って、
刺繍した形そのままを出すのは結構難しいです。
刺繍まわりをギリギリでカットして、
接着剤で裏布と貼り合わせる方法もあるなと思ったんですが、
ハンドメイドなので、
できるだけ丁寧に作りたいと考えて、
糸と針で縫い合わせる方法にしました。
貼り合わせる方法だと、ぷっくりできないですし・・・泣
接着剤で貼り合わせる方法がダメと言っているわけではありませんので
誤解しないでくださいね。
どんなものにもメリットとデメリットがあると思っています。
糸と針→やり直しがきく。時間がかかる。たくさん作れない。
接着剤→早くたくさん作れる。ブローチ作りが初めての人も作りやすい。
などなど。
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ぷっくりさせたい、
立体的な形にしたい、
できるだけ丁寧に作りたい。
時間は掛かりますtが、そんな想いから、
aiiroブローチは上記の方法で作っています。
この方法だとお直し依頼があった時も対応しやすいかなと考えています。
また、最近のブローチはワイヤーをプラスチックにしていますので、
ブローチピンと合皮布を外せば、手洗いも可能です。
まあ、ブローチはそんなに汚れることはないかな・・・。
栗のストラップを作る時に、
ストラップはブローチよりも汚れる可能性が高いかも、と考え、
手洗いできたらいいなと思ったことがきっかけです。
一度自分用の栗ストラップを洗って、
自然乾燥させた後、1ヶ月ほど経ってから、ブローチの中を開いてみました。
特に濡れたり、カビが生えていることもありませんでした。
栗ストラップは、縫い合わせて、また使っています。
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さてさて、
aiiroの作品づくりのこだわりを4回にわたってお話させて頂きました。
こうやってお話させて頂くことで、
私自身も自分がやっていることを整理する良い機会になりました。
「私はこんなこと考えて作ってるんだな」と、再認識することもありました。
このこだわりたちは、
私の考え方の変化とともに変わっていくかもしれませんが、
作品を使って頂く方にとって良いものになるように作る、
という部分は変わらずに作り続けたいなと思います。
作品づくりのこだわりのお話はこれで終わりです。
今後は、作品や制作にまつわること、
作品づくりにつながることなどについて、
レターを書いていきたいと思っています。
よかったら、見てみてくださいね^^
最後までお読み頂きまして、
ほんとうにありがとうございました。